《日本史リブレット》015.地下から出土した文字

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 近年,木簡などの出土文字資料がニュースで取り上げられる機会がふえている。過去の人びとの記した文字によって,過去の社会に対するイメージは非常に豊かになってきた。これらの資料を読み解き,歴史研究にいかに活用されているかを紹介する。
ISBN:
978-4-634-54150-4
シリーズ: 日本史リブレット 15
著者: 鐘江宏之 
刊行:
2007年9月
仕様: A5変型判  ・  112ページ
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目次:
古代史研究と出土文字資料
1.出土文字資料とはなにか
  埋まったもの,埋められたもの/遺跡・遺構との関係/
  出土文字資料の種類/出土から利用まで
2.出土文字資料が明らかにする古代社会
  史書の記述を裏づける/史書の記述に反する/
  律令と出土文字資料/説話と出土文字資料/役人の日常世界/
  庶民の世界/地方社会の実相
3.出土文字資料を分析する視点
  形に注目する/木簡の姿かたち・材質/木簡の作成と廃棄/
  漆紙文書の復原/墨書土器の記銘部位・方向/
  資料群として考える/木簡群の考え方/
  群としての考え方を釈読に活かす/群のなかで接合を検討する/
  数をこなしてはじめてわかる文字/同時代の同性格の遺跡との比較
4.広がる研究対象-列島の端へ,国土の外へ-
  出土文字資料と辺境社会/南方の出土文字資料/
  北方の出土文字資料/文字文化の営みでつながる東アジア世界/
  朝鮮半島の出土文字資料との関係/中国の出土文字資料との関係
出土文字資料とのつきあい 
メッセージ・あとがき:
わずか数文字の木片が,はたまたわずか一文字の土器片が,歴史の一ページを変えてしまうことがある。
その当時の人が記し,その当時の人が使った「本物」が,発掘調査によって現代に姿をあらわし,その当時に起きていたことを私たちに伝えてくれる。
地下から出土した文字たちは,声こそ発しないが,当時のありのままの姿をみせてくれるのである。
こうした出土文字資料がどのように歴史研究に活かされていくのか,本書を通じて,その過程について少しでも知っていただければ幸いである。