《日本史リブレット》078.中世の書物と学問

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 中世の人びとはどのように書物を利用し,学問を紡ぎ出したのだろうか。数多くの書物の中から,規範となる古典が選別されると,引用され分類され注釈され,新たな書物が生まれ,少しずつ学問の体系が作られていく。こうした古典研究の展開を辿りながら,中世の学問の一端に触れる。
ISBN:
978-4-634-54690-5
シリーズ: 日本史リブレット 78
著者: 小川剛生 
刊行:
2009年12月
仕様: A5変型判  ・  120ページ
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目次:
「古典」意識と学問
1.書物をつくる
  藤原定家の書写活動/証本を定める/校勘の方法/
  写本書記法の起こり/書物のための学問,学問のための書物
2.書物をよむ
  儒学史との比較/経文と伝・注・疏/漢学から宋学へ/
  博士家の教え/「読む」ことと「見る」ことと/家につく書物
3.書物をあつめる
  文庫と管理/書目編纂の源流/平安前期の書目編纂/
  政府公認図書-「施行」をめぐって/国書の現存書目/
  院政期の類聚文献
4.書物をひく
  抄撮から類書へ/宋元類書の将来/字書・韻書の利用/
  纂図本の影響
5.ふたたび書物をつくる-注釈書
  本文との隙間を埋める/和語を漢語で注解する/
  「出典」のはたらき/「准拠」の限界/花鳥余情の新しさ
写本文化に規定された学問 
メッセージ・あとがき:
中世の人びとはどのようにして書物を利用し,「知」を紡ぎ出したのでしょうか。
数多くの書物の中から,規範となる古典が選別されると,引用され分類され注釈され,新たな書物が生まれました。
この間,多種多様で無秩序にも見える書物の世界にも,中国の学術に強い影響を受けながら,少しずつ学問の体系が構築されていきました。
本書では,各時代における古典研究の展開を辿りながら,中世の学問も一端に触れることにします。