《日本史リブレット》032.中世の神と仏

価格
本体800円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 仏教からも神道からも不純な物として否定されてきた神仏習合。神仏習合を鍵に忘れられていた日本の宗教の現像を解き明かす。
ISBN:
978-4-634-54320-1
シリーズ: 日本史リブレット 32
著者: 末木文美士 
刊行:
2003年5月
仕様: A5変型判  ・  104ページ
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目次:
日本宗教の解明に向けて
1.神道の形成と神仏習合
  日本的な宗教形態としての神仏習合/神道とはなにか/
  神仏習合の展開
2.山王をめぐる神道説
  山王の神/本地垂迹理論の形成/記家-知の記録者/
  天台教学と神道理論-『山家要略記』/
  神仏関係の逆転-『渓嵐拾葉集』
3.伊勢をめぐる神道説
  伊勢神宮と中世神道/伊勢神道の形成/両部神道の形成/
  中世神話/根源を求めて
4.神道理論の体系化
  両部神道と伊勢神道の体系化/神話から歴史へ-北畠親房/
  神道の優位-慈遍/神道の統合-吉田兼倶 
メッセージ・あとがき:
中世は仏教の時代と考えられてきました。
日本の土着の神たちは仏教の仏たちのもとでひっそりと息を潜めて,せいぜい神仏習合という不純で不本意な形態を取らされていたというのです。
しかし,神仏習合はそのように否定されるぺき形態なのでしょうか。
そこには,従来常識とされてきた日本宗教のあり方とはまったく異なる雄大で自由な想像力が羽ばたき、合理主義に束縛された近代人の思いも及ばない世界が展開しているのです。
本書では近年急速に研究が進められている中世神道論の動向を描き出しながら忘れられていた日本の宗教の原像を解明していきたいと思います。