《日本史リブレット》039.近世村人のライフサイクル

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 近世の家と村に生きた男女の描いた基本的なライフサイクルの軌跡をたどり,社会がはらむ諸問題と彼らの人生観・生と死をめぐる多様な問題を解き明かす。
ISBN:
978-4-634-54390-4
シリーズ: 日本史リブレット 39
著者: 大藤修 
刊行:
2003年1月
仕様: A5変型判  ・  116ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
ライフサイエンスとしての歴史学
1.近世の家と村
  近世的村共同体の成立/
  小農民の「家」意識の成立と家屋の標準化/
  小農的「家」システムの成立と村
2.子どもの誕生と育児
  子育てへの関心の強まりと広まり/「子宝」意識の成立/
  家族計画意識の芽生えと堕胎・間引き/名づけと育児/
  誕生・生育を支える人々と神々/捨て子と私生児/
  公権力の堕胎・間引き禁圧と産育管理/出産への医師の関与
3.家と村における教育
  家における教育/遊び仲間と子ども組/男子の成人と一人前/
  若者組の役割と教育機能/若者組の秩序から逸脱/
  女子の成人と娘仲間/読み書き計算能力の必要性/
  寺子屋教育の普及
4.結婚・相続と家長・主婦の役割
  出稼ぎ奉公と結婚/離縁と再婚/家の相続/
  家長の役割・責任と家・共同体の規範/女性の財産と主婦の役割
5.老いと死
  老いと養生/老後の生活/老人の役割/老人の扶養と介護/
  先祖と無縁仏 
メッセージ・あとがき:
今は都会で暮らしている人々も,多くはルーツを近世(江戸時代)の家と村にもちます。
では,その時代の家と村に生きた我々の先祖たちは,どのような人生観をもち,どのような生活スタイルを築き,どのような生活文化をはぐくんだのでしょうか。
そして,我々の生きている時代と生き方に照らし合わせてみるとき,そこにいったい,何がみえてくるでしょうか。
近世の家と村に生きた男女それぞれのライフサイクルをたどりながら,当時の村人たちの生と死をめぐる問題を考えてみましよう。
ライフサイエンスとしての歴史学。
本書はそのささやかな試みです。