080.寺社と芸能の中世

価格
本体800円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 中世の僧や神官たちは,学問をおさめ神仏に奉仕する一方で,しばしば芸能を楽しんでいた。寺社で行われた田楽・猿楽・延年などの芸能を通して,寺社や政治・社会の動向を歴史学的に考察する。
ISBN:
978-4-634-54692-9
シリーズ: 日本史リブレット 80
著者: 安田次郎 
刊行:
2009年4月
仕様: A5変型判  ・  100ページ
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目次:
寺社・もうひとつの中世社会
1.田楽・邪気払いの呪法
  永長の大田楽/武家と田楽/おん祭りの田楽/装束給と田楽
2.延年・僧と稚児の競演
  遐齢延年/開会式と音楽会/風流/自延年・道遊僧/
  維摩会の延年/慰労・歓迎行事としての延年と猿楽/面子と延年
3.猿楽・四座と寺社の葛藤
  田楽から猿楽へ/室町時代の薪猿楽/宇治猿楽と天満祭礼/
  大和四座と薪猿楽/公会堂としての中院/中院猿楽
中世への回路 
メッセージ・あとがき:
寺院や神社の境内には,清澄で落ち着いた空気が流れている。
仏堂や社殿など,多くの建築が歳月をへてしぶい色をみせていることも,あの特有の雰囲気をつくりだしているだろう。
しかし,かつて寺社の境内は,もっとにぎやかで楽しい場所だったかもしれないのである。
法会や祭礼の日はもちろん,そうでないときにも僧侶や神官たちはしばしば田楽・延年・猿楽などの芸能を楽しんだ。
多くの芸能者たちが寺院に出入りし,僧や神官,美しく装った稚児たちが芸能を鑑賞し,みずから演じてもいた。
中世の寺社は,劇場でもあった。