《日本史リブレット》022.中世の天皇観

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880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 古代・中世の天皇は,どのような存在であったのか。皇位継承問題に絡む政治的事件の背景にある独特の天皇観・特徴を,現代人の天皇観と対比しながら探る。
ISBN:
978-4-634-54220-4
シリーズ: 日本史リブレット 22
著者: 河内祥輔 
刊行:
2003年1月
仕様: A5変型判  ・  112ページ
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目次:
1. 「万世一系」の天皇イメージ
  現代人の天皇イメージ/「万世一系」イメージの由来/
  「万世一系」イメージの特徴
2.『愚管抄』と『神皇正統記』
  中世にさかのぼる/『愚管抄』の成立/
  『愚管抄』の成立/北畠親房の生涯/『神皇正統記』の成立/
  『神皇正統記』の性格
3.正統(ショウトウ)の理念
  「正統」を著す/「第○○世」の天皇/「正統」とは何か/
  「正統」理念の天皇系図/「正統」のイメージ/中世人と「正統」理念/
  「万世一系」イメージと『神皇正統記』
4.「正統」理念系図の見方
  光厳天皇と「正統」/安徳天皇と後鳥羽天皇の場合/
  傍流から「正統」へ/後嵯峨天皇の場合/後醍醐天皇の場合/
  「正統」の不在/「正統」の固化
5.「神国」と天皇
  天照大神と天皇の系譜/天照大神と「正統」/
  『古語拾遺』と「天壌無窮の神勅」/「天孫降臨」と朝廷/
  「侍殿防護の神勅」/八幡神の登場/神と「正統」/神と天皇/
  「御うしろみの臣下」と摂関/神と貴族社会/君臣共治の思想/
  『愚管抄』『神皇正統記』と摂関制
6.皇位継承問題と天皇観
  天皇の廃立/神意の代行/君臣のバランス/
  『愚管抄』の後鳥羽上皇批判/承久の乱の勃発/
  大江広元・三善康信の役割/幕府の勝利と神国思想/
  守貞親王と後鳥羽上皇/鎌倉幕府と皇位継承問題/
  室町幕府と皇位継承問題/尊号一件(天皇観の相克)  
メッセージ・あとがき:
古代・中世の貴族や武士は,天皇をどのような存在とみなしていたのでしょうか。
また,天皇自身は,どのような存在でありたいと考えていたのでしょうか。
古代・中世の政治的事件のほとんどすぺては,皇位継承問題が原因で起きたといっても過言ではありませんが,その背景にはこの時代の独特の天皇観がありました。
その特徴はどこにあるのか,我々現代人の天皇観と対比しながら探ってみましょう。