《山川歴史モノグラフ》16.アラブ系譜体系の誕生と発展

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5,500円 (税込)
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解説: 史料に残る系譜集団と系譜学史の概要をまとめ,系譜体系の形成過程について理論的な分析を行い,西暦7~8世紀のアラブ社会に存在した系譜集団の実態を解明する。
ISBN:
978-4-634-67435-6
シリーズ: 山川歴史モノグラフ 16
著者: 高野太輔 
刊行:
2008年11月
仕様: A5判  ・  232ページ
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目次:

第一章 アラブ系譜集団の構造的特徴
 1 アラブの系譜システム
   (1)系譜システムの原則
   (2)個人の出自と系譜集団
 2 南北アラブの系譜体系
   (1)南アラブと北アラブ
   (2)アドナーン族の諸集団
   (3)カフターン族の諸集団
   (4)その他のアラブ
第二章 アラブ系譜学の誕生と発展
 1 系譜学の黎明期
   (1)最初期のナッサーブ
   (2)系譜学の誕生
 2 ヒシャーム・ブン・アルカルビーと『大系譜書』
   (1)『大系譜書』の成立過程
   (2)ヒシャーム・ブン・アルカルビーの情報源
   (3)『大系譜書』の記述法
 3 系譜学の継承
   (1)ヒシャーム・ブン・アルカルビー以後の系譜学
   (2)系譜学の学問的な位置
   (3)アラブ系譜大系の分析へ向けて
第三章 系譜と婚姻
 1 系譜体系に現れる矛盾点としての婚姻関係
   (1)比較分析の不可能性
   (2)『大系譜書』に現れた婚姻関係
 2 ラビーア族の婚姻
   (1)ラビーア族の系譜構造
   (2)異なる系譜集団間の婚姻関係
   (3)相矛盾する婚姻関係の混在
   (4)移動世代数の概算
第四章 系譜集団の分岐法 と
 1 アラブ系譜群の
   (1)系譜集団の名祖
   (2)系譜集団の分岐法に関する二つの構造
   (3)を有する諸集団
 2 の起源
   (1)クライシュ族との比較
   (2)下位集団の対等性と系譜統合
   (3)叔父の一族
   (4)南北アラブ間における分岐構造の差異
第五章 母祖の提供と系譜統合
 1 アラブ系譜学書に現れた母祖
 2 母祖が語る系譜統合の歴史
   (1)連続的な母祖の提供
   (2)提供された母祖の出現位置
 3 ラビーア族の統合過程


附論1 系譜集団の単位性]
   (1)系譜集団を意味する語句
   (2)系譜の組み換え
   (3)名祖の起源
附論2 母系の記述法
附論3 カフターンとアドナーン
   (1)カフターン
   (2)アドナーン族の始祖達

あとがき
索引
参考文献

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