《山川歴史モノグラフ》25.ディオクレティアヌス時代のローマ帝国 ラテン碑文に見る帝国統治の継続と変容

価格
本体5,000円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝の地方統治構造改革による,帝国と都市の関係の変化を,ラテン碑文史料の研究・分析を通して明らかにする。新たな見解を提示し,近年の研究の見直しを迫る一冊。
ISBN:
978-4-634-67383-0
シリーズ: 山川歴史モノグラフ 25
著者: 大清水裕 
刊行:
2012年11月
仕様: A5判  ・  352ページ
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目次:
序章 古代ローマ世界における都市とディオクレティアヌス
  1 ディオクレティアヌス改革と都市
  2 ディオクレティアヌスの地方統治機構改革と先行研究の見方
  3 史料
    歴史書/キリスト教関連史料/頌嗣/行政文書/法文/碑文

第Ⅰ部 イタリア属州化と諸都市の動向
 第一章 皇帝の「命令」と都市監督官
    イタリア属州化とある地方都市の試み
  はじめに
  1 公共事業における皇帝のイニシアティヴ
  2 イタリアへの州制度導入過程における知事職の変容
  3 二九〇/一年の北イタリア  メディオラヌム会談とコムム市
  おわりに
 第二章 ディオクレティアヌス治世のアクィレイア
    都市・皇帝関係に見るアポロ・ベレヌス奉献碑文の意義
  はじめに
  1 アクィレイア出土のディオクレティアヌス帝関連碑文と
                           先行研究
  2 碑文の作製年代に見るキリスト教徒迫害との関係
  3 都市アクィレイアの性格と碑文の意義
    都市アクィレイアの性格をめぐる先行研究/
    皇帝滞在地としてのアクィレイア
  4 戦略拠点としてのアクィレイア
    アクィレイア市におけるベレヌス信仰の意義/
    ディオクレティアヌス政権確立期におけるアクィレイア/
    ソル碑文に見られる皇帝の意図/
    コンスタンティヌス治世以降のアクィレイア
  おわりに
 第三章 港湾都市オスティアと食糧長官
    ディオクレティアヌス治世の都市間競争
  はじめに
  1 食糧長官・オスティア市監督官兼任をめぐって
    法文に見る食糧長官としての職務/
    碑文に見る食糧長官兼オスティア市監督官
  2 ポルトゥスとプテオリ  オスティアは最重要港湾か
    コンスタンティヌス治世のプテオリ/
    ポルトゥスの成長と自立/
    ディオクレティアヌス帝とオスティア/
    マクセンティウス政権とオスティア
  おわりに
 第四章 カンパニア諸都市から見た皇帝と元老院
    セリーノ水道と顕彰碑文に見る都市の動向
  はじめに
  1 セリーノ水道碑文に見るカンパニア諸都市と
                    皇帝や州知事との関係
    セリーノ水道碑文をめぐる先行研究/