《山川歴史モノグラフ》29.植民地支配と開発

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5,500円 (税込)
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解説: モザンビークにおけるポルトガルの植民地支配のあり方を明らかにするとともに、南アフリカで展開された金鉱業を軸に、移民労働によるアフリカ社会の変容にも目を向け、植民地支配の構造的把握をはかる。
ISBN:
978-4-634-67386-1
シリーズ: 山川歴史モノグラフ 29
著者: 網中昭世 
刊行:
2014年11月
仕様: A5判  ・  308ページ
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目次:
序章 南部アフリカへの視座
  1 世界史のなかの南部アフリカ
   南部アフリカにおける「連帯」の再検討/
   資本主義の世界的深化と植民地主義の移植
  2 モザンビークをめぐる研究の現状
   帝国史研究からみたポルトガル植民地/
   南部アフリカ経済史研究のなかの植民地モザンビーク/
   モザンビーク研究の展開/理論的潮流と課題
  3 植民地主義の構造的把握に向けて
   調査方法/対象時期の特徴/本書の構成

第一章 アフリカ人社会の動態と労働市場の形成
  1 ムフェカネとモザンビーク南部社会
   人の移動と諸集団関係の変容/ムフェカネへのポルトガルの対応
  2 外部世界との接合
   労働力供給地としてのモザンビーク南部/
   奴隷貿易禁止・奴隷制廃止の影響
  3 奴隷制の廃止と「賃金労働者」の創出
   プランテーションと「労働市場」の形成/
   「賃金労働者」の構造的創出/「移民労働者」の実態

第二章 帝国主義的世界におけるモザンビーク
  1 ヨーロッパにおけるポルトガルの周辺性
   十七~十九世紀のイギリス=ポルトガル関係/
   後発資本主義国ポルトガルの近代化
  2 南部アフリカにおける帝国主義の展開
   「デアゴラ湾問題」/内陸部の領有をめぐる列強間の対立
  3 植民地主義の実践とその枠組み
   特許会社の導入と外国資本/ポルトガル製品市場としての位置付け

第三章 南アフリカ鉱業とポルトガル・南アフリカ政府間協定
  1 鉱業開発とアフリカ人労働者
   新興労働市場キンバリーとアフリカ人社会の反応/
   ラント鉱業開発における労働力需要の拡大/労働力供給の独占/
   アフリカ人労働者のあいだの競合と対立
  2 南アフリカ戦争とポルトガル・南アフリカ政府間協定
   戦後復興と一九〇一年暫定協定/WNLAの独占/
   一九〇九年協定と南アフリカ連邦の成立

第四章 列強の政治力学と植民地モザンビーク
  1 労働力供給地モザンビークと低開発
   アフリカ再分割とポルトガル植民地/ポルトガルへの国際的批判/
   ラント鉱山労働者にみられる高死亡率の諸要因/
   労働力供給地の分割とアフリカ再分割の交差
  2 ポルトガル・南アフリカ政府間協定の変遷
   一九〇九年協定の破棄と一九二三年合意の成