30.オスマン朝の食糧危機と穀物供給 16世紀後半の東地中海世界

価格
本体5,000円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 16世紀後半、オスマン朝の食糧供給システムと東地中海世界における穀物争奪戦に焦点を当て、帝国の社会・経済そしてブローデルが留保した東地中海世界の諸問題とりわけ食糧をめぐる問題の解明をめざした書。
ISBN:
978-4-634-67387-8
シリーズ: 山川歴史モノグラフ 30
著者: 澤井一彰 
刊行:
2015年11月
仕様: A5判  ・  312ページ
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目次:
序論 オスマン朝史研究と新たな「地中海世界」像
 1.本書の目的と意義
 2.考察対象とする地域と時代
 3.先行研究とその問題点
 4.本書で用いる諸史料

第Ⅰ部 16世紀後半におけるオスマン朝の食糧事情とイスタンブル

 第一章 「食料不足の時代」とオスマン朝の食糧事情
  1.16世紀後半の地中海世界における「環境の役割」
  2.オスマン朝における気候の寒冷化と自然災害
  3.16世紀後半のオスマン朝における食糧事情

 第二章 イスタンブルへの人口流入とその対応策
  1.イスタンブルへの人口流入と人口増加
  2.人口増加による影響
  3.オスマン朝政府による対応策

第Ⅱ部 オスマン朝の穀物流通システムと東地中海世界における「穀物争奪戦」

 第三章 イスタンブルにおける食糧不足と穀物供給
  1.16世紀後半におけるイスタンブルの食糧事情
  2.「イスタンブル穀物供給圏」の広がり
  3.穀物の種類と輸送手段

 第四章 穀物問題にみるオスマン朝と地中海世界
  1.穀物争奪戦の舞台としての地中海世界
  2.オスマン朝領内における不正輸送
  3.ヨーロッパ諸国への穀物密輸

結論 つながる地中海世界、隔たる地中海世界