《史学会125周年リレーシンポジウム2014》1.教育が開く新しい歴史学

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2,200円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 史学会の125周年を記念し、歴史学の今を眺望するという旗印のもと、全国4カ所で開催されたシンポジウムの成果をシリーズにした1冊。歴史教育の危機的現状に対し、改善を系統的に担うことができる研究者、教員の養成には何が必要かを問う。
ISBN:
978-4-634-60021-8
シリーズ: 史学会125周年リレーシンポジウム 2014 1
著者: 中村武司  後藤誠司  桃木至朗  毛戸祐司  水島司  池上大祐  皆川雅樹  秋田茂  青山亨  後藤敦史  庄司春子  岩井淳  中村翼  今井宏昌  公益財団法人史学会  向正樹  堤一昭  大阪大学歴史教育研究会  小川原宏幸  小浜正子  飯塚一幸 
刊行:
2015年11月
仕様: 四六判  ・  240ページ
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目次:
刊行の言葉
はじめに
第Ⅰ部 阪大史学の挑戦
 阪大史学系の歴史教育改革
  はじめに
  一 歴史教育刷新のための「阪大史学の挑戦」と大阪大学歴史教育研究会
  二 入試問題を通じたアピール
  三 高度な専門性との両立を求めて
  おわりに
 歴史学若手研究者の連携と協働に向けて
  はじめに
  一 「若手研究者問題」と大阪大学史学系
  二 大阪大学歴史教育研究会における若手研究者の取組
  三 歴史教育研究会の活動を踏まえた歴史教育の刷新と課題
  おわりに
 大阪大学歴史教育研究会 活動記録

第Ⅱ部 大学・学界から考える
 歴史教育のジェンダー主流化へ向けて
   - 日本学術会議ジェンダー史分科会などの取組から
  はじめに - ジェンダー主流化とは何か
  一 日本学術会議ジェンダー史分科会の試み
      - 『歴史を読み替える』全二巻の刊行
  二 近代を問い直す視点としてのジェンダー
      - 「市民社会」のジェンダー規範の歴史性
  三 民族の特徴や伝統とジェンダー
      - アジア・ジェンダー史研究の課題
  おわりに
 東京外国語大学における東南アジア「地域基礎」の試み
   - 東南アジア史教育の視点から
  一 東京外国語大学における東南アジア教育
  二 地域基礎Ⅱ「東南アジア研究入門」の立上げ
  三 「地域基礎」における歴史教育
  四 「地域基礎」の現在と課題
 グローバル・ヒストリーの担い手
   - 新しい研究者養成と学界の課題
  一 歴史学の困難さと魅力
  二 グローバル・ヒストリーのうねりと大学での歴史教育
  三 ディシプリンの統合 - GISを用いる試みと学界の役割
  おわりに

第Ⅲ部 ひろがる連携
 京都高社研の高大連携活動から
  はじめに
  一 京都高社研と阪大歴教研
  二 世界史読書会の活動
  三 歴史教育の改革に向けて
  おわりに - 何のための歴史教育か
 地方国立大学の視点から - 静岡歴史教育研究会の挑戦
  はじめに - 地方国立大学の厳しい状況
  一 静岡歴史教育研究会の設立
  二 静岡歴史教育研究会の挑戦
  三 静岡歴史教育研究会の特色
  おわりに - 今後の課題
 大学付属高等学校における汎用的な歴史教育の実践と課題
      - 高大接続・連携をめ  
『史学会125周年リレーシンポジウム 2014』
   1.教育が開く新しい歴史学 2015年11月19日刊行
   2.東北史を開く 2015年10月16日刊行
   3.災害・環境から戦争を読む 2015年11月19日刊行
   4.過去を伝える、今を遺す 2015年11月19日刊行