《世界史リブレット》 012.歴史世界としての東南アジア

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 東南アジアに出現したさまざま「国家」。これらの国々の構成原理は何なのか。研究史をたどりながら,東南アジア世界の成り立ちを問う。
ISBN:
978-4-634-34120-3
シリーズ: 世界史リブレット 12
著者: 桃木至朗 
刊行:
1996年12月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
ややこしい東南アジア史,おもしろい東南アジア史
1.東南アジア世界の地理と歴史
2.「インド化された国々」
3.農業国家と交易国家
4.劇場国家とマンダラ
5.新しいヴェトナム史とチャンパー史  
メッセージ・あとがき:
「多様性のなかの統一」。
数千の島々と多くの「種族」からなるインドネシア共和国の国是であるこの言葉が,東南アジア社会全体にも「東南アジア的国家」にもあてはまる。
大小さまざまな権力と統合の「磁場」が共存・競合し,どこがどの国家でだれがどの民族かはっきりしない不安定な生成流転の渦,しかし不安定でも渦全体が消えてしまうことは決してない,そういう渦が東南アジアだ。
熱帯の生態と国際交易がその渦を生み出した。