《世界史リブレット》 086.インド社会とカースト

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: カーストという語の意味内容やその変遷を考察し,19世紀以降,現代にいたるまでに生起してきたカーストに関わるさまざまな問題を理解する手掛かりを探る。
ISBN:
978-4-634-34860-8
シリーズ: 世界史リブレット 86
著者: 藤井毅 
刊行:
2007年12月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
歴史のなかでカーストを考える
1.カーストとはなにか
2.カーストの歴史
3.植民地支配とカースト
4.現代インドとカースト
 
メッセージ・あとがき:
カーストは,インドの不可分の属性としてとらえられている。
それは,差別的な制度であるという漠然としたイメージのもとで語られるのだが,いざ詳しく調べようとして専門書を紐解くと,そこでは,時としてまったく相容れない大量の議論がたたかわされていることに気づかされる。
こうした状況は,決して偶然に生じたものではない。
むしろ,その錯綜を解きほぐす作業のなかにこそ,インド史上の問題を解明する手がかりが潜んでいるのである。