過去を伝える、今を遺す 歴史資料、文化遺産、情報資源は誰のものか

価格
本体2,000円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 史学会の125周年を記念し、歴史学の今を眺望するという旗印のもと、全国4カ所で開催されたシンポジウムの成果をシリーズにした1冊。公共考古学・アーカイブズ学を縦糸、歴史教育と研究を横糸とし、さらに資料・情報管理の現場と若い世代への継承を織り込みながら、記憶や記録を真に人々の共有財産として活かすにはどうしたらいいかを問う。
ISBN:
978-4-634-60024-9
シリーズ: 史学会125周年リレーシンポジウム 2014 4
著者: 中島康比古  清原和之  村野正景  市沢晢  川西裕也  岡﨑敦  吉永暢夫  古川祐貴  公益財団法人史学会  九州史学会  溝口孝司 
刊行:
2015年11月
仕様: 四六判  ・  256ページ
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目次:
刊行の言葉
はじめに
第Ⅰ部 文化遺産管理の現場で
対馬宗家文書の現近代 - 「宗家文庫」の伝来過程から
   はじめに
   一 「宗家文庫」の島外流出問題
   二 「宗家文庫史料」の重要文化財指定
   三 「對馬島宗家文書」と「日韓図書協定」
   おわりに
 歴史学とデジタル化 - 韓国の事例から
   はじめに
   一 「韓国歴史情報統合システム」と韓国の情報化政策
   二 史料デジタル化と歴史学への影響
   三 史料デジタル化の公共性
   おわりに

第Ⅱ部 資料、市民、公共性
 文化遺産の継承そして創造へ - 参加型考古学を試みる
   はじめに
   一 気づかぬ価値に気づく
   二 考古学を参加型にする
   三 参加型考古学の実践
        - 古代の土器再生と現代的活用プロジェクト
   おわりに - 日本における参加型考古学の可能性
 アーカイブズ資料情報の共有と継承
    - 集合記憶の管理を担うのは誰か
   はじめに
   一 アーカイブズ資料を遺す
   二 集合記憶の管理を社会に開く
   三 アーカイブズ資料の共有と継承
   おわりに
 高校世界史と教科「情報」
    - クリティカル・シンキングから歴史的思考力へ
   はじめに
   一 歴史的思考力とクリティカル・シンキング
   二 批判的思考を促す授業事例
   おわりに

第Ⅲ部 資料を越えて
 公共考古学の可能性
   はじめに
   一 現代社会の/におけるリアリティ
   二 様々なリアリティ、様々な考古学
   三 と公共考古学の課題
   四 公共考古学の統合的課題と可能性
   おわりに
 現代の記録を未来へ
    - アーカイビングにかかわる責任の連続
   はじめに
   一 記録を見る新しい視点
   二 「評価選別」ということ - 共有・継承すべき記録とは何か
   三 デジタル・ネットワーク化と向き合う
   おわりに
 歴史資料をめぐる「よそ者」と「当事者」
    - 専門家的知性と市民的知性
   はじめに
   一 地域資料学の構想
   二 史資料と複数の主体の関わり - 「よそ者」と「当事者」
   三 市民と専門家の関係 - 「公共」を冠する人文学から
   四 歴史資料は誰のものか - 共同体と公共性
  
『史学会125周年リレーシンポジウム 2014』
   1.教育が開く新しい歴史学 2015年11月19日刊行
   2.東北史を開く 2015年10月16日刊行
   3.災害・環境から戦争を読む 2015年11月19日刊行
   4.過去を伝える、今を遺す 2015年11月19日刊行