《日本史リブレット人》034.北条時宗と安達泰盛 新しい幕府への胎動と抵抗

価格
本体800円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 生まれながらにして得宗・執権を約束された北条時宗と,それを支えた安達泰盛。得宗の権力の基盤を固めていく一方,モンゴル襲来により御家人制を見直すなど,幕府の改革を主導した。時宗誕生から,霜月騒動に結果する改革の挫折まで,二人の歴史を描く。
ISBN:
978-4-634-54834-3
シリーズ: 日本史リブレット人 34
著者: 福島金治 
刊行:
2010年9月
仕様: A5変型判  ・  104ページ
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目次:
北条時宗と安達泰盛の時代
1.北条時宗,得宗への歩み
  得宗時宗の登場/鎌倉幕府と得宗/時宗をつつむ人びと/
  鎌倉の成熟と北条氏の信仰/小侍別所当時宗/
  時宗と時輔の序列の確定/小侍所・御所奉行の人事と時宗/
  連署時宗就任と幕府人事/引付の廃止と将軍宗尊親王の帰洛/
  寄合衆安達泰盛
2.執権時宗-蒙古襲来と御家人
  時宗の執権就任と蒙古使節の来日/蒙古国書と高麗牒状/
  蒙古国書と幕府の返牒拒否/六波羅探題南方北条時輔/
  二月騒動-名越時章・教時と時輔の殺害/
  二月騒動と鎮西警固政策/
  二月騒動の遠景-実時・泰盛と名越一族/
  政村の死去と幕閣の再編/二月騒動の亡霊と得宗被官/
  時宗政権下の御家人/御家人所領の保全政策と泰盛/
  大田文の作成と在地社会/文永の蒙古合戦/
  防備体制の再編と時宗の権限強化/日蓮の得宗時宗批判/
  御恩奉行安達泰盛/建治の幕閣人事と泰盛/
  西国守護交代と異国征伐/将軍惟康の「御所」と泰盛邸/
  連署塩田義政の出家・遁世/山門紛争の処理にみる評定と寄合/
  「平等も城等も」
3.泰盛の弘安改革と霜月騒動
  別れ去りゆく人びと/無学祖元の招請と円覚寺の創建/
  幕府の異国降伏祈禱/弘安の蒙古合戦/
  泰盛の陸奥守任官と地位上昇/弘安の対寺社政策/
  泰盛と弘安新式目/神領興行法と名主職安堵令/霜月騒動前夜/
  霜月騒動と弘安改革の評価
時宗・泰盛政権の課題と遺産
     
メッセージ・あとがき:
第八代執権北条時宗と外戚安達泰盛。
生まれながらにして得宗・執権を約束された時宗と,それを支えた泰盛。
将軍宗尊親王を追放し,三浦氏を滅ぼすなどして得宗の基盤を固めていった。
一方で,モンゴルの襲来は,幕府の基盤となる御家人制の見直しにいたった。
幕府の改革は,1284年4月の時宗死去後に泰盛が主導し,急進的なものとなっていく。
翌年の霜月騒動に結果する新しい幕府をめざした改革の挫折までの歴史を二人の姿から描く。