《日本史リブレット》023.環境歴史学とはなにか

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 環境破壊が問題となるなか,ヒトと自然との関係を歴史学として取り上げる新しい学問が注目されている。国東半島の荘園村落遺跡や岩手県南部の骨寺村絵図など,具体的な調査・研究を例に,近年,提起されるようになった環境歴史学とはなにかを論じる。
ISBN:
978-4-634-54230-3
シリーズ: 日本史リブレット 23
著者: 飯沼賢司 
刊行:
2004年9月
仕様: A5変型判  ・  112ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
環境の世紀
1.新しい歴史学としての環境歴史学
  20世紀末の歴史学の変貌と環境歴史学の登場/
  環境歴史学の基礎となる現地調査/環境歴史学の方法論
2.環境歴史学による新しい歴史像
  水利灌漑史料から歴史を読む/
  環境歴史学から絵図を読む-「陸奥国骨寺村絵図」の世界/
  ホタルからみた里山の成立/環境歴史学からみた大分の磨崖仏/
  環境歴史学からみた出雲大社/里海の成立
3.文化財学としての環境歴史学
  圃場整備事業と荘園村落遺跡調査の登場/
  荘園村落遺跡調査から環境歴史学へ/文化財学としての環境歴史学
環境歴史学の原点  
メッセージ・あとがき:
人間の世界の時間的変遷を描くのが歴史学である。
しかし,歴史は人間世界の中で完結しているわけではない。
その世界の外には,自然という広大な世界がそれを囲んでいる。
ヒトは古来それを神といい,懼れ,敬ったが,文明が展開すると,人間はヒトの世界に目を向けるだけで,この外に存在する自然の世界を時として忘れた。
二十世紀の末,人間の傲慢さがさまざまな災害をもたらしたとき,自然を再び自覚した。
そのとき,自然と人間の関係を問題とする歴史学,「環境歴史学」が登場してくる。
はたして「環境歴史学」とはどのような学問であろうか。
どのような可能性をもっているのであろうか。