《日本史リブレット》012.受領と地方社会

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 多種多様な顔を持ち,さまざまな方面で重要な役割をはたした受領について,とくに,受領が都と地方とを行き来する存在に注目し,受領の活動の具体的な姿と,それを通じた都と地方との交流の様相について考える。
ISBN:
978-4-634-54120-7
シリーズ: 日本史リブレット 12
著者: 佐々木恵介 
刊行:
2004年2月
仕様: A5変型判
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目次:
「受領ハ倒ルル所ニ土ヲツカメ」
1.国司から受領へ
  律令制下の国司/律令地方支配の動揺/解由制度の展開と国司/
  受領国司の成立
2.受領の任国支配
  人的組織/検田と土地把握/租税制度と中央への納入システム
3.摂関政治と受領
  受領と任命と赴任/受領功過定/摂関・公卿と受領
4.受領群像
  菅原道真/源経頼
5.受領と交通
  境迎え-都と鄙の対面/留住前司と大番舎人/受領と国風文化/
  受領と唐物  
メッセージ・あとがき:
受領-その名前からして物欲の権化のようなイメージを持たれがちな平安時代の国司たち。
たしかに受領には貪欲な徴税吏という側面もあり,彼らを「腐敗官僚」の歴史の一コマとして描くことも可能です。
しかし一方で,彼らは十・十一世紀の政治・経済・社会,さらには文化や対外関係を理解するために,欠くことのできない存在でもあります。
それは、当時受領が都と地方とを結ぶ,もっとも太いパイプの一つだったからにほかなりません。
受領の往来は,人びとに何をもたらしたのか,このような視点から,受領の姿をもう一度見直してみたいと思います。