《イスラームを知る》22. アラブ連盟 ナショナリズムとイスラームの交錯

価格
1,320円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 中東地域の約6割、22カ国が加盟しているアラブ連盟。1945年、7カ国で設立してから現在にいたる連盟の発展の歴史を考察し、あらためてアラブ諸国の関係を見直す。
ISBN:
978-4-634-47482-6
シリーズ: イスラームを知る 22
著者: 北澤義之 
刊行:
2015年2月
仕様: A5判  ・  128ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
「アラブ」という政治空間の成立

第1章 アラブ連盟とは
  現代アラブ諸国の起源と特徴
  アラブ連盟の組織的特徴
  アラブ首脳会議の展開
  パレスチナ問題への対応
  その他の域内問題への対応
  対応の問題点と評価

第2章 アラブナショナリズムとイスラーム
  アラブナショナリズムの展開
  フスリーの経歴と思想
  フスリーにとってのアフガーニー
  フスリーとカワーキビー
  フスリーのアブドゥルラージク解釈
  アラブナショナリズムとイスラームの交錯

第3章 旧体制とアラブ世界
  アラブ連盟の設計
  エジプトの立場
  ハーシム体制の動向
  共和派の動向
  アラビア半島の動静
  アラブ統一をめぐる議論と主導権争い
  パレスチナ問題の発生
  反帝国主義と冷戦

第4章 アラブナショナリズムの展開
  新体制下のアラブ政治
  スエズ問題と帝国主義
  PLOの設立をめぐって
  第三次中東戦争とその影響
  理想と現実の葛藤
  アルアクサー・モスク放火事件
  第四次中東戦争の勃発
  現実主義の拡大とPLOの承認問題

第5章 アラブ連盟と一九七九年
  構造変動のきざし
  キャンプデービッド合意の波紋
  イラン革命の衝撃
  イラン・イラク戦争の発生と影響
  インティファーダ発生の背景
  湾岸危機の展開
  中東和平プロセスと組織改革
  セキュリティ問題の進展
  「アラブの春」への対応とアラブ連盟の可能性

コラム
  01 アラブ連盟によるイスラエル・ボイコット
  02 ナセリズムとアラブナショナリズム

参考文献
アラブ連盟関連年表
図版出典一覧 
メッセージ・あとがき:
イスラーム教徒の考え方や行動の様式は,日本人の場合とはかなり異なっている。そこにイスラーム理解の難しさもあるし,同時にイスラームを知る意義もあるといえよう。現代の私たちは,グローバル化したイスラームの宗教や文明に向き合い,これをさらに深く理解する必要に迫られている。「イスラームを知る」シリーズは,全国的な共同研究「NIHU(人間文化研究機構)プログラムイスラーム地域研究」の成果であり,異文化理解へ向けて信頼ある案内役を果たしてくれるものと信じている。