《イスラームを知る》4. 聖なる家族 ムハンマド一族

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1,320円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: イスラームの始祖ムハンマドの血統をおびた者たち。一国の王から乞食まで,今も身近で特別な存在として崇敬される「ムハンマド一族」とは何か。その一族のあり方をとおして,イスラームという多様性を秘めた宗教伝統にふれる。
ISBN:
978-4-634-47464-2
シリーズ: イスラームを知る 4
著者: 森本一夫 
刊行:
2010年2月
仕様: A5判  ・  112ページ
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目次:
聖なる家族を知る意味
第1章 聖なる家族群像
  支配者たち
  スーフィー・聖者たち
  ウラマーたち
  乞食までも
  イランとモロッコの知合いたち
第2章 聖なる家族のはじまり
  「ムハンマド一族」登場まで
  「ムハンマド一族」の多義性
  「ムハンマド一族」としてのアッバース朝
  アッバース朝以後の展開
  ナキーブ制度の成立 転換点としての九世紀
  アリー一族にかんする系譜学の成立 転換点としての九世紀
  アッバース朝による政策の推移 転換の背景
  アリー一族による反乱の続発 転換の背景
  サイイド/シャリーフの誕生
  アッバース朝支配の副産物
第3章 聖なる家族をめぐる言説と制度
  聖典における典拠
  夢に依拠する逸話群
  あるべき振舞い
  独特の婚姻戦略
  外見上の標識
  ナキーブ制度
  年金と免税
  宗派と地域による違い
第4章 聖なる家族偏在の舞台裏
  自然増
  母方からの血税
  血統統制の看板
  血統統制の実際
  血統と世論
  世論の中身
  身も蓋もない社会増
ムハンマド一族研究の将来に向けて

コラム
  虐げられた正義
  「聖なる家族」「ムハンマド一族」という言葉
  ある系譜学者の嘆き

参考文献
図版出典一覧
   
メッセージ・あとがき:
イスラーム教徒の考え方や行動の様式は,日本人の場合とはかなり異なっている。そこにイスラーム理解の難しさもあるし,同時にイスラームを知る意義もあるといえよう。現代の私たちは,グローバル化したイスラームの宗教や文明に向き合い,これをさらに深く理解する必要に迫られている。「イスラームを知る」シリーズは,全国的な共同研究「NIHU(人間文化研究機構)プログラムイスラーム地域研究」の成果であり,異文化理解へ向けて信頼ある案内役を果たしてくれるものと信じている。