名著で読む世界史120

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1,980円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 『ギルガメシュ叙事詩』『旧約聖書』『イリアス』『マハーバーラタ』『論語』『コーラン』『西遊記』『ハムレット』『ファウスト』『資本論』『毛沢東語録』など、古代から現代まで、世界の名著120作品をセレクト。歴史的な視点から解説し、新しい知の発見へと導く読書ガイド。


人間は,遠い昔から物語をつくったり,語ったり,聞いたりすることを好んできました。はっきりとしたかたちをもたないものであれ,より明確なかたちをもつものであれ,無数の作品の歴史がそのまま人間の歴史であるといっても間違いではないでしょう。そうしたさまざまの作品について,世界史のなかで考えてみる,あるいはまた,それらをとおして世界史について考えてみる。そうしたことができれば面白いのではないかという発想から,本書は生まれました。   (「はじめに」より)
ISBN:
978-4-634-64063-4
著者: 池田嘉郎  上野愼也  村上衛  森本一夫 
刊行:
2016年12月
仕様: A5  ・  368ページ
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目次:
1 古代オリエント
 1 人類最古の世界文学  『ギルガメシュ叙事詩』
 2 亡国が生んだ唯一神教   『旧約聖書』
 3 信仰と歴史の創造  『新約聖書』
 4 世界最古の創唱宗教  『アヴェスタ一』ザラスシュトラ・スピターマおよび後世のゾロアスター教神官団

2 古代ギリシア・ローマ
 5 ヨーロッパ最古の英雄叙事詩   『イリアス』ホメロス
 6 古代ギリシアの神々の系譜物語   『神統記』ヘシオドス
 7 人間と神―運命と正義  『アガメムノン』アイスキュロス
 8 多彩な一大織物  『歴史』ヘロドトス
 9 わたしは誰なのか?  『オイディプス王』ソフォクレス
 10 戦いを止める女  『リュシストラテ(女の平和)』アリストファネス
 11 歴史における人間への眼差し  『歴史』トゥキュディデス
 12 「地中海世界」の統一  『歴史』ポリュビオス
 13 共和政末期のローマ  『国家』キケロ
 14 ラテン文学の黄金時代  『アエネイス』ウェルギリウス
 15 ギリシア・ローマ神話の「変身」譚  『変身物語』オウイディウス
 16 ローマ数百年の物語の集大成  『建都以来』リウィウス
 17 元老院議員が見たローマ帝国  『年代記』タキトゥス
 18 哲人皇帝の不動心  『自省録』マルクス・アウレリウス・アントニヌス
 19 西欧キリスト教世界の礎  『神の国』アウグスティヌス

3 古代インド
 20 神々への讃歌  『リグヴェーダ』
 21 祭式から哲学的議論へ  ウパニシャッド
 22 仏教聖典の編纂会議  仏典の結集
 23 古代インドの二大叙事詩  『マハーバーラタ』『ラーマーヤナ』ヴィヤーサ,ヴァールミーキ

4 東アジア世界の形成
 24 微言大義の書  『春秋』
 25 東アジアで最もよく読まれた書物  『論語』孔子
 26 古代中国の弁論を伝える書物   『孟子』孟子
 27 人の性は悪  『荀子』荀況
 28 固有名詞を超えた世界を描く古典  『老子』老子
 29 中国最古の兵法書  『孫子』孫武
 30 中国文学の黎明  『詩経』
 31 「史」の誕生  『史記』司馬遷
 32 正史の理想形を求めて  『漢書』班固
 33 中国的ユートピア  『桃花源記』陶淵明
 34 中国最古のアンソロジ一  『文選』昭明太子
 35 河川解説書 
 36 海東三国の抗争と統一  『三国史記』金富軾
 37 中国古典詩の最高峰  杜甫
 38 東アジアで最も読まれた詩集  『白氏文集』白居易
 39 遥かなるインドヘの道  『大唐西域記』玄奘

5 イスラーム世界
 40 超越的唯一神の言葉  『コーラン』
 41 最上の人間の模範を伝える   ハディース
 42 イスラーム文明の三角法  『フワーリズミーの天文表』フワーリズミー
 43 イスラーム普遍史の金字塔  『諸預言者と諸王の歴史』タバリー
 44 中東のおとぎ話  『千夜一夜物語』
 45 ペルシア文学史上不朽の「英雄叙事詩」  『シャー・ナーメ』フェルドウスィー
 46 体,心,そしてそれらをつなぐもの  『医学典範』イブン・シーナー
 47 世界最古のトルコ語・アラビア語辞典   『トルコ語辞典』カーシュガリー
 48 来世で神に会うための現世における準備の書  『宗教諸学の再興』ガザーリー
 49 不条理と酒と   『ルバーイヤート』ウマル・ハイヤーム
 50 注解者アヴェロエス  『形而上学大注解』イブン ・ルシュド
 51 モンゴル覇権と知のネットワーク  『旅行記』イブン・バットゥータ
 52 古今東西の「知」の統合  『集史』ラシード・アッディーン
 53 歴史と人間社会の仕組みを探究する  『歴史序説』イブン・ハルドゥーン

6 中世ヨーロッパ
 54 キリスト教徒と異教徒,フランスと異国  『ローランの歌』
 55 古えの英雄伝説と騎士道文学の融合  『ニーベルンゲンの歌』
 56 スコラ学の大成者  『神学大全』トマス・アクィナス
 57 「イタリア語」の父  『神曲』ダンテ
 58 ルネサンスを告げる物語文学の傑作  『デカメロン』ボッカチオ

7 宋・モンゴル時代
 59 往事に鑑み,治道に資する  『資治通鑑』司馬光
 60 闊達なる一代の文豪  『蘇文忠公詩』など 蘇賦
 61 聖人の道統を継ぐ  『四書集注』朱熹
 62 東西文化の邂逅  『長春真人西遊記』李志常
 63 コロンブスをも魅了した東方の驚異  『世界の記述』マルコ・ポーロ
 64 諧誂の旋律  『元曲』関漢卿ほか
 65 チンギス・カン讃歌――モンゴル版『古事記』  『元朝秘史』
 66 中国史人門のベストセラー   『十八史略』曽先之

8 明・清とアジア諸地域
 67 天に代わって義をおこなう盗賊たち  『水滸伝』施耐庵,羅貫中
 68 お経を求めてインドヘの珍道中   『西遊記』呉承恩
 69 東アジアのロングベストセラー  『三国志演義』羅貫中
 70 戦う道教の神仙たち  『封神演義』許仲琳
 71 中国古典小説の金字塔  『紅楼夢』曹雪芹
 72科挙をめぐる中国社会百態  『儒林外史』呉敬梓
 73 波乱の人生を送った君主の「自伝」   『バーブル・ナーマ』バーブル
 74 タイ史の最重要史料  『ラームカムヘーン王碑文』ラームカムヘーン王
 75 繁栄するジャワの王国の記録  『デーシャワルナナ』プラパンチャ
 76 ポルトガル人の見たアジア地誌  『東方諸国記』トメ・ピレス
 77 オランダのアジア進出  『デ・ハウトマンの東インド諸島航海記』ウィレム・ローデウェイクスゾーン
 78 東南アジアのイスラーム世界の叙事詩  『スジャラ・ムラユ』
 79 中国文学のベトナム化  『キム・ヴァン・キエウ』グエン・ズー

9 近世ヨーロッパ
 80 理想郷か,全体主義の管理社会か  『ユートピア』モア
 81 近代政治学の祖  『君主論』マキアヴェリ
 82 中世的秩序に激震をもたらす  『九十五ヵ条の論題』ルター
 83 イギリス・ルネサンス演劇  『ハムレット』シェイクスピア
 84 レコンキスタ後のスペインを舞台として  『ドン・キホーテ』セルバンテス
 85 諸学を再構築する  『方法序説』デカルト
 86 国家主権の絶対性  『リヴァイアサン』ホッブズ
 87 不定形の古典  『パンセ』パスカル
 88 科学革命の時代  『プリンキピア』ニュートン
 89 人民の権利  『統治二論』ロック
 90 近代小説とピューリタン  『ロビンソン・クルーソー』デフォー
 91 イギリスとアイルランドのはざまで  『ガリヴァー旅行記』スウィフト
 92 三権分立論の登場  『法の精神』モンテスキュー
 93 文明社会への危機感  『人間不平等起源論』ルソー
 94 経済学の誕生  『諸国民の富』スミス
 95 近代哲学の転換点  『純粋理性批判』カント

10 近代ヨーロッパ・アメリカ合衆国
 96 不都合な真実?  『人口論』マルサス
 97 伝説と歴史と時間が紡ぐ壮大な世界  『ファウスト』ゲーテ
 98 世界と歴史を遍歴する「精神」  『精神現象学』ヘーゲル
 99 復古王政年代記  『赤と黒』スタンダール
 100 制度を変えるのが先か,人間性を変えるのが先か  『オリヴァー・トゥイスト』ディケンズ
 101 南北戦争勃発の契機  『アンクル・トムの小屋』ストウ
 102 生物進化のメカニズム  『種の起源』ダーウィン
 103 近代社会の経済的運動法則を暴露する   『資本論』マルクス
 104 「1812年」と人生の意味  『戦争と平和』トルストイ
 105 19世紀パリ,労働者家族の転落の物語  『居酒屋』ゾラ
 106 現代を揺るがす予言  『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー
 107 無意味な生を生き抜く  『ツァラトゥストラはかく語りき』ニーチェ
 108 アメリカ文学の始まりの1冊  『ハックルベリー・フィンの冒険』トウェイン

11 現代の世界
 109 万国のムスリムよ,団結せよ  『固き絆』アフガーニー
 110 若き芸術家による市民文化の「白鳥の歌」  『ブッデンブローク家の人びと』マン
 111 清末官僚世界の実態  『官場現形記』李宝嘉
 112 未完の国家建設構想  『三民主義』孫文
 113 アジア初のノーベル賞  『ギーターンジャリ』タゴール
 114 国家死滅のユートピア  『国家と革命』レーニン
 115 変われ,中国社会  『阿Q正伝』魯迅
 116 第一次世界大戦後のヨーロッパ   『西洋の没落』シュペングラー
 117 戦争の不条理性への悲観的な思想   『武器よさらば』ヘミングウェイ
 118 土地から生まれて土地に帰る  『大地』パール・バック
 119 文化大革命のバイブル  『毛沢東語録』毛沢東
 120 西欧の支配からイスラームを守る  『法学者の統治』ホメイニー