《世界史リブレット》 098.遊牧国家の誕生

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: ユーラシアの草原地帯に生活し,東西の文化交流に大きな役割を果たしてきた騎馬遊牧民。前7世紀ころにあらわれたスキタイや前2世紀ころに栄えた匈奴を中心として,起源神話や文献史料,さらには遺跡や工芸品など最新の考古学による発見から得た資料をもとに考察する。
ISBN:
978-4-634-34936-0
シリーズ: 世界史リブレット 98
著者: 林俊雄 
刊行:
2009年2月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
ユーラシア草原地帯とは
1.騎馬遊牧民の誕生
2.スキタイの起源
3.草原に花開いたスキタイ美術
4.遊牧国家、匈奴の勃興
5.匈奴の隆盛から衰退へ  
メッセージ・あとがき:
騎馬遊牧民というと,文明の破壊者,野蛮な殺戮者というイメージをもっている人が多いようだ。
しかしヘロドトスや司馬遷は,彼らを正当に評価していた。
ユーラシアの草原地帯で,彼らは簡素だが合理的な社会生活をいとなみ,先進文明地帯であるメソポタミアや中国とも互角にわたり合える軍事力を具えていた。
また彼らはシルクロードを支配して,東西文化の交流にも大きな役割を果たした。
騎馬遊牧民がどのようにして生まれ,国家を築くようになっていったかを,文献史料と最新の考古学資料から探ってゆくことにしよう。