《世界史リブレット》 107.十字軍と地中海世界

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 十字軍の時代を,イスラームとキリスト教の互いの共通の場である地中海から探究し,対立の歴史ではなく,海を通したダイナミックな動き,人々のいとなみにまなざしをあてて,紹介する。
ISBN:
978-4-634-34945-2
シリーズ: 世界史リブレット 107
著者: 太田敬子 
刊行:
2011年5月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
十字軍と地中海
1.十字軍以前の東地中海世界
2.十字軍国家の形成と海上輸送
3.対立構造の明確化
4.戦争と共存  
メッセージ・あとがき:
十字軍とは何か。現在でも「十字軍」はイスラームとキリスト教の対立を表象する言葉としてしばしば言及される。しかし,200年におよぶ十字軍運動を,海を渡る人と物の大規模な動きというまなざしで捉えると,異なった光景が見えてくる。十字軍運動は地中海を利用して人を運び,馬やものを運んだ。本書ではイスラーム史や西洋中世史の文脈にとどまらず,地中海という共通の活動の場を持った人びとの営みとして十字軍を考えたみたい。