《山川歴史モノグラフ》22.礼拝の自由とナポレオン 公認宗教体制の成立

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本体5,000円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 近代国家において宗教の自由はどのようにして保障されたのか。ナポレオン体制下で確立した「礼拝の自由」をめぐる諸問題を史料を駆使して多角的に検討し,近代フランスにおける国家と宗教の関係がどのようにして定められたかを明らかにする。
ISBN:
978-4-634-67382-3
シリーズ: 山川歴史モノグラフ 22
著者: 松嶌明男 
刊行:
2010年11月
仕様: A5判  ・  248ページ
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目次:
序章 創造される「礼拝の自由」
    宗教自由と「公認宗教体制」/
    用語とそれが示す認識の問題
     -礼拝・宗教・教会、そして国教・政教分離/
    「礼拝の自由」の問題/研究史/使用する史料
第一章 最初の合意形成
 1 コンコルダ交渉の過程
    統領政府の宗教政策/争点の明確化/
    最終的な合意の形成と調印
 2 コンコルダ交渉の四つの争点
    礼拝の自由とカトリック教会の地位/
    カトリック聖職者の叙任権/カトリック教会の財政的基盤/
    革命が引き起こした混乱の解消
第二章 「礼拝の自由」とフランスの宗教的多様性
 1 官僚機構による情報収集
    各県から集まる情報/警察独自の情報網/
    参事官による実地調査
 2 諸宗教勢力の示す独自の動き
    カトリックの一般信徒の非宣誓派司祭/
    対仏全面講和と亡命聖職者/前期宣誓派協会の歩み/
    後期宣誓派協会による組織再建の試み/
    宗教的少数派-プロテスタント・ユダヤ教徒・敬神博愛教徒/
    領土拡大によるフランスの宗教的多様性の増大
第三章 公認宗教体制の確立と展開
 1 中央集権的宗教行政の確立
    教皇権による再編成策の破綻/宗教監督官職の設置/
    宗教監督官の活動
 2 「礼拝の自由」の修正へ
    新司教の任命に関する対立/
    カトリックの附属条項と制限された「礼拝の自由」/
    プロテスタントの附属条項と宗教的多元性/
    ジェルミナル一八日法の施行と教皇庁の対応
 3 公認宗教体制の展開 1802年から31年まで
    カトリック教会の主導権争い-ナポレオン体制と教皇庁/
    カトリック礼拝の日常に起きた諸問題
     -当局の対応を要する案件/
    プロテスタントの礼拝実践と協調による紛争解決/
    ユダヤ教の公認/アルジェリア植民地のイスラム教
終章 宗教の平和共存に導かれるフランス

あとがき
索引
参照史料
註