061.大原幽学と飯岡助五郎 遊説と遊侠の地域再編

価格
本体800円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 幕末の東総地域は,醤油・干鰯の一大産地として隆盛する反面,治安は乱れ,村落は荒廃していた。この荒廃に立ち向かった二人,村落復興運動を展開した大原幽学と,遊侠の博徒飯岡助五郎が織りなす,地域社会再編の事件と顛末に焦点をあてる。
ISBN:
978-4-634-54861-9
シリーズ: 日本史リブレット人 61
著者: 高橋敏 
刊行:
2011年1月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
江戸時代後期の東総地域社会

1.飯岡助五郎-三浦屋助五郎

  飯岡村へ移住/与力給知飯岡村/飯岡村の村落構造/

  地引網主三浦屋助五郎/海難事故と助五郎/扱人助五郎

2.博徒飯岡助五郎

  大利根河原の血戦-『天保水滸伝』の虚実/笹川繁蔵/

  「嘉永水滸伝」/博徒飯岡助五郎一家の実力

3.大原幽学-村落の再編と性学教団

  遊歴の浪人大原幽学/性学教団の組織化/先祖株組合の結成/

  道友議定誓約/領主清水家の御墨付/

  土地整理改良-耕地の交換分合/村暦・年中行事の改革/

  預り子・取替子/性理学校の設立/改心楼の造営

4.関東取締出役の摘発

  関東取締出役・道案内と改革組合村/

  土浦町内田佐左衛門の内探索/改心楼乱入事件/

  関東取締出役の取調べ/幽学の身分をつくる

5.江戸勘定奉行所の審理

  幽学身分の追及/御小人目付の反撃/勘定奉行所の意趣返し

6.遊説と遊俠がのこしたもの

  氷解しない永遠の謎,幽学/往生をとげた飯岡助五郎/

  幽学没後,性学教団の復興 
メッセージ・あとがき:
醤油・干鰯に代表される一大産業の隆盛をうけて,幕末の東総地域は未曾有の好況に沸き立っていたが,反面,奢侈と遊興に溺れて家族・村落が崩壊し,治安は乱れ,すさまじい荒廃に直面していた。この発展を秘めた荒廃に立ち向かったのが,遊歴から遊説に転じ,村落復興運動に献身した浪人大原幽学と民間秩序の新たな形成の担い手たらんとした遊侠の博徒飯岡助五郎であった。本書は,漂泊の余所者二人が織りなす地域社会再編の事件顛末に焦点をしぼった。