肉食の社会史

殺生・差別をめぐる葛藤
価格
本体2,500円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 人間は、動物を殺して食べることに、いつから「うしろめたさ」を抱いてきたのか、それともそれは後世の〈文化〉なのか。難問のひとつがここにある。

日本人は、殺生禁断と言われて、一般的には肉食は禁じられてきたと考えられている。しかし、仏教伝来までは、どうだったのであろうか。それ以後も、鷹狩りや肉を口にしたとの記述が見られるが、庶民も同じように口にしなかったのか。これまでの、「穢れ」からくる肉食の実態に迫る好著。 
ISBN:
978-4-634-15138-3
著者: 中澤克昭 
刊行:
2018年8月
仕様: 四六  ・  432ページ
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目次:
はじめに
第一章 禁欲から禁忌へ
 1 肉食は禁じられたか
 2 食す国の肉食
 3 肉食忌避への諸段階
 4 自己卓越化と肉食
第二章 肉食の実態
 1 天皇の肉食
 2 摂関家の肉食
 3 侍の肉食 
 4 精進の拡大
 5 薬食いをめぐって
第三章 家畜は不浄か
 1 六畜の行方
 2 牛と中世人の諸関係
 3 聖なるアイコン
 4 鶏と中世人
第四章 殺生・肉食の正当化
 1 専修念仏と肉食 
 2 殺生・肉食をめぐる質疑応答
 3 その後の殺生・肉食をめぐる思想
 4 殺生正当化言説の出現
第五章 諏訪信仰と殺生・肉食
 1 諏訪信仰と殺生・肉食の正当化
 2 なぜ諏訪社は分祀されたのか
 3 狩猟神事の正当化
 4 「諏方の勘文」の成立
第六章 武士の覇権と殺生・肉食
 1 鎌倉武士の転機
 2 獲物はいつ変化したか
 3 狩猟・肉食の階層差
 4 新たな天下と狩猟・肉食
おわりに