023.奥州藤原三代 北方の覇者から平泉幕府構想へ

価格
本体800円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 平泉文化は, 京都文化の単純な模倣でなく,日本国の枠を超えた国際性を有しており,奥州藤原氏も日本国から自立して北方世界を支配していた。近年の研究で認識が一新した,奥州藤原氏と平泉の世界を訪ねる。
ISBN:
978-4-634-54823-7
シリーズ: 日本史リブレット人 23
著者: 斉藤利男 
刊行:
2011年5月
仕様: A5変型判  ・  100ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
北方王国の夢
1.奥州藤原氏誕生-初代清衡(その1)
  清衡の誕生と父母/「奥六郡の主」安部氏と清原氏/
  北緯39度ライン/北の「戦争と交易」の時代/前九年合戦の勃発/
  厨川柵の敗戦から清原武貞の継子へ/延久合戦と清原真衡政権/
  後三年合戦と清衡/清衡の苦闘とあらたな時代の到来/
  「奥の御館」藤原清衡誕生
2.平泉開府と「奥羽仏教王国」構想-初代清衡(その2)
  衣川から平泉へ/清衡時代の平泉館/中尊寺と仏教都市平泉/
  平泉仏教,その自立性と国際性/神国の平和と法華経の平和/
  「北」から「南」へ/平泉ネットワーク
3.天下三分-二代基衡・三代秀衡
  「奥の御館」の乱と基衡時代の開幕/毛越寺建立と基衡の試練/
  陸奥守藤原基成と基衡/鎮守府将軍藤原秀衡/
  秀衡の飛躍と平泉大改造/天下三分から平泉幕府構想へ
流産した北方自立の道 
メッセージ・あとがき:
平泉の夢と北の歴史の可能性。平泉の文化と奥州藤原氏の歴史は,古代末期の日本社会がもっていた多様で豊かな可能性を示すものでした。平泉文化は,京都文化の単純な模倣ではなく,日本国の枠を超えた「東アジアのグローバルスタンダード」というべき国際性を有していましたし,奥州藤原氏もまた,日本国から自立して北方世界を支配した,「北方王国」ともいえる権力でした。本書は,近年の研究で認識が一新した奥州藤原氏と平泉の世界を訪ねます。