《イスラームを知る》17. イスラーム法の「変容」 近代との邂逅

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1,320円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 「イスラーム復興」において象徴的に取り上げられるイスラーム法。しかし、歴史的にその内容は一様ではなく、近代には西洋文明との邂逅により大きな変容を迫られた。本書はその実態や変容の過程を明らかにする。
ISBN:
978-4-634-47477-2
シリーズ: イスラームを知る 17
著者: 堀井聡江  大河原知樹 
刊行:
2015年1月
仕様: A5判  ・  120ページ
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目次:
現代におけるシャリーア

第1章 イスラーム法とは
  シャリーア - 神の法
  イスラーム法学
  学説法としての発展
  法の多元性
  シャリーアと制定法との関係

第2章 近代との邂逅以前のイスラーム法
  オスマン帝国におけるシャリーア
  オスマンの夢
  エブッスウードによるシャリーアとカーヌーンの「融合」
  現金ワクフ問題
  国有地問題
  イジャーレテイン契約問題
  シェイヒュルイスラームと法廷尊重主義
  「柔らかい」シャリーア

第3章 イスラーム法の近代的「変容」
  「メジェッレか、ナポレオン法典か?」
  司法改革の内外要因
  ジェヴデト・パシャとメジェッレ編纂
  メジェッレの特徴
  メジェッレの功罪
  メジェッレの継受

第4章 エジプトの法改革と「イスラーム立法」の影響
  ムハンマド・アリー朝による法の近代化
  カドリー・パシャによるシャリーア法典化
  エジプト家族法
  エジプト新民法典とサンフーリー
  サンフーリー法典

第5章 イスラーム復興とシャリーア
  エジプトの憲法改正
  イスラーム刑法の復活
  ムスリム家族法の展開
  サウジアラビアのシャリーア

第6章 シャリーアの行方
  シャリーアをめぐる三つの問題
  体制派イスラーム
  宗教的功利主義
  政教一致

コラム
  01 シャリーアと利息
  02 エジプトの混合裁判所 - 近代日本との接点
  03 イスラームと酒

参考文献
図版出典一覧 
メッセージ・あとがき:
イスラーム教徒の考え方や行動の様式は,日本人の場合とはかなり異なっている。そこにイスラーム理解の難しさもあるし,同時にイスラームを知る意義もあるといえよう。現代の私たちは,グローバル化したイスラームの宗教や文明に向き合い,これをさらに深く理解する必要に迫られている。「イスラームを知る」シリーズは,全国的な共同研究「NIHU(人間文化研究機構)プログラムイスラーム地域研究」の成果であり,異文化理解へ向けて信頼ある案内役を果たしてくれるものと信じている。