《世界史リブレット》 109.イエズス会と中国知識人

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 明・清代の中国へのキリスト教布教をめぐって生まれたイエズス会士と中国知識人の交流を追いながら,彼らが東西双方の文化と歴史に与えた影響を考える。
ISBN:
978-4-634-34947-6
シリーズ: 世界史リブレット 109
著者: 岡本さえ 
刊行:
2008年10月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
東西の対話
1.イエズス会士の中国入国
2.中国におけるイエズス会士の活躍
3.中国知識人はヨーロッパの文化をどうみたか
4.ヨーロッパに流出した中国文化  
メッセージ・あとがき:
イエズス会を創立したロヨラの同志ザビエルは,日本をへて中国をめざしたが中国を目前にして息絶えた。
その志を継ぎ中国入国を果たしたイエズス会士リッチと,彼を迎え入れた徐光啓らの出会いは,まさに東西の知識人の出会いであった。
そしてお互いに自分の文化をふりかえる機運を生んだ。
イエズス会士がヨーロッパに伝えた中国像は,キリスト教文化や彼らの歴史観とは異なる世界であり,大きなインパクトを与えた。
また一方で,一部の中国知識人は中国をしのぐ学問分野や科学技術をヨーロッパがもつことに気づいた。
本書ではそうした東西文化の出会いがどのようなもので,どのような意味をもったかを検証したい。