《世界史リブレット》 094.東地中海世界のなかの古代ギリシア

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 東地中海世界の周縁にあたる古代ギリシアは,古代オリエント諸文明の豊穣な実りを吸収し,咀嚼してゆくなかで,独自の表現を模索し,文明を華開かせた。その苗床としての東地中海世界の文明の興亡と交流を,時代を追って紹介する。
ISBN:
978-4-634-34932-2
シリーズ: 世界史リブレット 94
著者: 岡田泰介 
刊行:
2008年4月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
『黒いアテナ』の衝撃
1.ギリシアの青銅器文明とオリエント
2.東西交流の断絶と連続
3.光は東方から―「東方化革命」の時代
4.古典期ギリシア文化の開花とオリエント
 
メッセージ・あとがき:
紀元前2000~1000年紀の東地中海沿岸。
そこは,最古の文明の発祥地メソポタミアとエジプト,アナトリア,シリアなどの諸地域のあいだを,人とモノ,それに文化が活発に交錯する,国際色豊かな世界であった。
そして,その東地中海世界こそが,古代ギリシア文明を育んだ苗床となったのである。
東地中海世界の片隅に興り,古代オリエント文明の巨大な遺産を受け継ぎながら独自の自己形成をとげた,初期ギリシア文明の軌跡をたどる。