《世界史リブレット》 106.イタリアの中世都市

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: イタリア中世の都市における制度やシステムはどのように生み出され,また都市の人々がそれをどのように上手に利用してきたのだろうか。世界に向けて躍進するイタリア諸都市の人々の行動原理や,都市社会の魅力を浮かびあがらせる。
ISBN:
978-4-634-34944-5
シリーズ: 世界史リブレット 106
著者: 亀長洋子 
刊行:
2011年10月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
中世イタリア都市の魅力
1.コムーネの登場
2.公平性の原理と諸制度の展開
3.中世都市の財政と市民生活
4.都市の向こうの中世イタリア都市民  
メッセージ・あとがき:
古代共和制の伝統の名残やキリスト教世界の理念が展開するなか,中世イタリアの都市民は,本来の理念を完全に放棄せず,遵守もせず,抜け道を探してさまざまな制度やシステムを生み出し,そして活用した。
そこには矛盾や欺瞞が満ちているが,広い世界に躍進しようとする気質,たくましさが鮮やかに浮かび上がって見えてくる。
中世イタリア都市の制度やシステム,その利用者としての都市民を描くなかで,彼らの行動原理や都市社会の魅力を語っていこうと思う。
芸術面に限らない彼らの創意工夫の歴史の一端を,本書を通じて読者は垣間見ることができるだろう。