三國志逍遙

安野光雅の画と中村愿の文が創り出す「三國志」の境地
価格
2,090円 (税込)
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解説: 安野光雅が中国の大地に立って描いた93点におよぶ全作品と,気鋭の作家中村愿の斬新な解釈が織りなす,かつてなかった正史『三國志』の世界。
ISBN:
978-4-634-15005-8
著者: 中村愿  安野光雅 
刊行:
2010年3月
仕様: A5判  ・  412ページ
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目次:
一章 中国史書の魅力
  献帝陵の赤いばら
  『三国志』に「三国志」なし
  『補注・三国志』は斐松之の作品
二章 人の世の巡り合わせ
  地の利は人の輪に如ばず
  流浪の天子が見たもの
  詩に託した衷心のおもい
三章 禅譲のふるさと
  秋風吹きわたる受禅台の風景
  ”曹操誅殺密詔事件”
  曹操発言の記録
  天子の詩(志)としての詔勅
  煙草と酒と毛沢東
四章 歴史を歪めるのは誰か
  禅譲ということ
  荀彧病没の真相
  ”蜀正統論”者の解釈
五章 『魏書』 - 短篇小説の味わい
  記録文学者、陳寿の誕生
  崔琰は冤罪で殺されたのか
  毛玠と和洽の場合
  典韋の最後と華佗の刑死
六章 『蜀書』 - 諸葛亮、是か非か
  二つの劉備像の由来
  消されてゆく生きた史料
  死に場所を求めて
七章 『呉書』 - ”赤壁の戦い”の行方
  陳寿は戦争を描かなかった
  呉の四代皇帝、孫晧の最期

 安野光雅「三国志」画(カラー頁)
  魏/戦(Ⅰ)/蜀/戦(Ⅱ)/呉/歴史
 安野光雅「三国志」画使用落款印
 安野光雅「三国志」画作品目録