《山川歴史モノグラフ》15.帝国とプロパガンダ

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解説: 従来,フランス史のなかであまり顧みられることのなかった植民地に着目し,国民国家形成・国民統合の意味を問う試み。第二次世界大戦下,本土を分断されたフランスで,博覧会列車をはじめとするさまざまな手段で国民に発せられたプロパガンダを具体的に検討する。
ISBN:
978-4-634-67434-9
シリーズ: 山川歴史モノグラフ 15
著者: 松沼美穂 
刊行:
2007年11月
仕様: A5判  ・  224ページ
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目次:
第一章 帝国プロパガンダ発展の基盤
 1.前史としての両大戦間期
 2.ヴィシー政権にとっての帝国
 3.帝国プロパガンダを担った組織 AECとその周辺
第二章 帝国祭典行事の展開
 1.1941年「海外フランス週間」
 2.1942年「帝国15日間」
 3.「博覧会列車」 帝国がフランス全土を駆けめぐる
 4.帝国における祭典
第三章 青年、学童、女性と帝国
 1.青年 帝国での職業的使命
 2.学童 学校教育における帝国の重点化
 3.女性 伝統的役割期待と帝国に託す希望
第四章 戦争終結とフランス再統一を見据えて
 1.戦局の変動とプロパガンダの目的の変化
 2.AECの機構改革
 3.メッセージの変容 帝国との精神的紐帯
 4.「博覧会列車」の続行
 5.再び一つになるフランスと帝国の未来 臨時政府の帝国プロパガンダ