《日本史リブレット人》053.遠山景元 老中にたてついた名奉行

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 名奉行「遠山の金さん」として馴染み深い人物だが,具体的にはどのようなことをしたのか,よく知られていない。天保の改革のなかで,老中と真向うから対立した諸政策を追求することで,江戸幕府の政治・行政や幕府役人の姿を捉えるとともに,なぜ後世にその名を残すことになったのかを明らかにする。
ISBN:
978-4-634-54853-4
シリーズ: 日本史リブレット人 53
著者: 藤田覚 
刊行:
2009年10月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
遠山景元の重要さ
1.景晋・景元父子と旗本・役人の世界
  遠山家と遠山景晋/景晋の活躍と軌跡/
  遠山景元の略歴とその出世/景元の実像/景元の虚像/
  景元の刺青伝説
2.天保の改革と遠山景元
  天保の改革と江戸市中/改革の開始と江戸の町/
  景元と老中水野忠邦との対立
3.改革諸政策をめぐる対立
  寄席の撤廃をめぐって/芝居移転をめぐって/
  株仲間解散令をめぐって/床見世取払いをめぐって/
  人返しの法をめぐって
4.名奉行遠山景元とは
  食物商人減少をめぐって/門前仲屋の移転をめぐって/
  景元の考え方/景元の文書は誰が書いたのか/
  景元の町奉行論/景元と支配の秩序/和歌にみる晩年の景元  
メッセージ・あとがき:
「桜吹雪の彫物をして悪を懲らしめる名奉行」としてよく知られる遠山景元(金四郎)の本当の姿はいかなるものであったのか。
この問いに対して,景元がなぜ旗本の就任する最高ポストである江戸町奉行になれたのか,庶民の暮しを直撃し,娯楽を厳しく取り締まった老中水野忠邦の天保改革とよばれる政治改革のなかで,どのような行動をとったのか,また,景元が町奉行とはどのようにあるべきだと考えていたのかを中心に考えてみた。
江戸時代後期,19世紀前半の政治・社会のなかに生きた遠山景元の実像を,史実にそくして明らかにしようとした。