《日本史リブレット人》035.北条高時と金沢貞顕 やさしさがもたらした鎌倉幕府滅亡

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 『太平記』が伝える,田楽・闘犬に熱狂した暗君という北条高時の人物像は果たして本当なのであろうか。高時とともに鎌倉幕府を主導した連署金沢貞顕の書状など幕府側の資料と突き合わせることで,高時の人物像とその時代を再検討する。
ISBN:
978-4-634-54835-0
シリーズ: 日本史リブレット人 35
著者: 永井晋 
刊行:
2009年10月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
北条高時の二つの顔
1.二つの高時像
  滅ぼした側の高時像/北条氏からみた高時像/
  鎌倉時代を終わらせた後醍醐天皇/『太平記』と『増鏡』/
  鎌倉の田楽/高時と闘犬/『太平記』が語らないこと
2.北条高時政権
  高時執権就任まで/文保の和談/文保の園城寺戒壇問題/
  東北の騒乱/正中の変
3.北条高時政権のかかえた課題
  北条高時政権瓦解の要因/気候変動-中世温暖期から小氷期へ/
  御家人制の破綻/御家人保護と悪党抑圧/現状維持型の政権運営
4.金沢貞顕と金沢文庫
  金沢文庫と称名寺/実時の収書と貞顕の収書/
  金沢文庫に収蔵されたもの/金沢文庫本の特徴/称名寺のこと
5.鎌倉幕府崩壊
  分裂の始まり/嘉暦の騒動/追い詰められる後醍醐天皇/
  嘉暦の皇位継承問題と鎌倉の対応/鎌倉の内訌/京都の合戦/
  鎌倉合戦/高時・貞顕の最期 
メッセージ・あとがき:
北条氏一門最後の得宗北条高時。
『太平記』が伝える彼の人物像は果たして本当なのだろうか。
また,北条高時政権とは本当に無能で無策な乱政であったのであろうか。
明治時代以来長く語り継がれてきた『太平記』依存の北条高時像に対し,執権北条高時とともに鎌倉幕府を主導した連署金沢貞顕の書状を数多く含む『金沢文庫古文書』をはじめとした鎌倉幕府側の資料と突きあわせることで,北条高時の人物像と北条高時の時代を再検証する。