《日本史リブレット》004.古墳とその時代

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 古墳からみた豪族連合のあり方とその盟主である大王の性格やその変化,東アジア史のなかでの倭国の文明化と古代国家の形成過程を明らかにする。
ISBN:
978-4-634-54040-8
シリーズ: 日本史リブレット 4
著者: 白石太一郎 
刊行:
2001年5月
仕様: A5変型判  ・  108ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
古墳の造られた時代
1.日本の古墳の特異性
  巨大な墳丘/副葬品とはなにか/箸墓古墳の造営と祭祀/
  遠隔地から運ばれた石材や石棺/共に造るもの/京津の祭祀的基盤
2.古墳とヤマト政権
  古墳の出現/古墳出現の歴史的背景/
  ヤマト政権の盟主権の実態/畿内の王権と地方政権/
  古墳の終末と古代国家の成立
3.古墳時代の人々の生活
  集落と豪族居館/火山灰に埋もれたムラ/家族のきずな/
  生産の営み/神と神まつり/死後の世界
4.日本列島の文明化の始まり
  五世紀における古墳文化の変容/騎馬民族征服王朝説/
  騎馬文化の受容の背景/技術革新と先進文化の受容/
  日本列島の文明化と古代国家への道  
メッセージ・あとがき:
最近の古墳やその時代の遺跡の調査・研究の進展によって,従来の古墳時代像は大きく書き替えられつつある。
そうした最新の研究成果にもとづいて,古墳のつくられた時代,すなわち日本列島における古代国家形成期の歴史を展望してみよう。
古墳からみた首長連合のあり方とその盟主にほかならない大王の性格やその変化,古代国家の形成過程をあとづけてみたい。