《ヒストリア》22. シェバの女王 伝説の変容と歴史との交錯

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解説: クレオパトラにも引けをとらぬほど世界中で有名で,さまざまな伝説が残っているシェバの女王。しかし,その実態はほとんどあきらかにされていない。デフォルメされた歴史的事実が幾重にも重なって出来上がった伝説を,一枚一枚はがすようにして,その中にひそむ女王の史実性を明らかにする。
ISBN:
978-4-634-49193-9
シリーズ: ヒストリア 22
著者: 蔀勇造 
刊行:
2006年5月
仕様: B6変型判  ・  192ページ
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目次:
1.シェバの女王伝説
2.ユダヤ教世界におけるシェバの女王伝説
3.イスラーム世界におけるシェバの女王伝説
4.キリスト教世界におけるシェバの女王伝説
5.エチオピアにおける女王伝説の展開
6.歴史と伝説の交錯
あとがき
参考文献  
メッセージ・あとがき:
旧約聖書に記されたシェバ(シバ)の女王がソロモンを訪ねたという逸話。
そこから生まれた伝説は各地で多様な変容を遂げ,エチオピアでは王朝の正統性と民族のアイデンティティの拠り所にまでなった。
その軌跡を追跡し,あわせて伝説と歴史の交錯について考える。