土偶のリアル 発見・発掘から蒐集・国宝誕生まで

価格
本体1,500円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: どう作られ、いったい何に使われていたのか。現代にどうよみがえったのか。
国宝5体とこれだけは見ておきたい土偶を多数のカラー図版、貴重な資料とともに紹介する。思わず唸る17の物語。
ISBN:
978-4-634-15112-3
著者: 譽田亜紀子  武藤康弘監修  スソアキコ 
刊行:
2017年2月
仕様: 四六  ・  200ページ
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目次:
1「なんか出てきたで」からすべては始まった ―相谷熊原土偶
2霧ヶ峰のシャーマンとともに生きた土偶 ―縄文のビーナス
3壊れた数だけドラマがある ―釈迦堂遺跡群の一一一六個の土偶
4この子だけ、なぜ残されたのか ―縄文の女神
5土器の一部になった人形―人体文土器とは
6ヒントはこの土偶に隠されている ―仮面の女神
7なんてったって、イノシシ ―動物形土製品
8修理を繰り返した縄文人 ―合掌土偶
9村人に愛されたストレッチ土偶 ―上岡土偶
10ジャガイモ畑からこんにちは ―中空土偶
11首なし土偶と首なし遺体 ―藤株遺跡
12二万体を背負って立つ土偶 ―遮光器土偶
13そして土偶はいなくなった ―縄文から弥生へ
14土偶と土器の密なる関係 ―絆としての模様
15天と地を繫げた絵師 ―蓑虫山人の﹁笑う土偶﹂
16お預かりするという思想 ―辰馬悦蔵と西宮文化
17日本にはピカソが何人いるのか ―縄文の国宝が誕生するまで
おわりにかえて ―土偶に惹かれるのに理由はいらない 
内容:
 縄文土器や土偶が国宝に認定されたのはそう昔のことではない。たしかに、岡本太郎は火焔型土器を絶讃した。しかし一般的には、縄文の考古資料は美的に眺める対象ではなかった。そのなかで、一人の文化庁調査官が縄文の国宝を作りたいと動き始める。日本で評価を得られなければ海外に持っていけばいい、その名声を持ち帰ろう、彼はそう考えた。事実、ベルギーでの展覧会では、外国人から「日本にはピカソが何人いるのか」という声が聞かれた。その讃辞は弾みとなり、縄文のビーナスはついに1995年、縄文第一号の国宝となるのである。
 このような文化財指定の話だけでなく、土偶の周辺には隠れて見えなくなってしまったドキュメントが多い。この本では、発見、発掘、修復、復元、蒐集など、17の物語で土偶の魅力と謎に迫る。さらに、多数のカラー図版とイラストで国宝5体とこれだけは見ておきたい土偶と土製品を紹介。どう作られ、一体何に使われていたのか、そして現代にどうよみがえったのか。おもわず唸る17の物語。あっぱれ、日本の土偶!