本を読む

価格
本体1,800円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: たった一冊の本から、広い世界が見えてくる。
画家であり、ひとりの本好きである著者が案内する、表題 28 冊を含め約100 冊の本から学ぶ、寄り道読書案内。

読むだけで心の中から美しくなれるはずだ。(中略)だれも知らない心の中を、
うつくしく装いたい。それは人に知られなくて、いいことなんだ。そのために、
何でもいいから本を読んでもらいたいとお節介なことを思う。(【あとがき】より)
ISBN:
978-4-634-15109-3
著者: 安野光雅 
刊行:
2016年12月
仕様: 四六  ・  288ページ
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目次:
目次より

「おお、公明正大なる裁判官よ」 
シェイクスピア『ヴェニスの商人』

あそこはわたしの寝床でございます。 
桂文楽『寝床』

いつかはこのマッターホルンのあった場所に
岩屑の山が残るだけのときも来るであろう 
ウインパー『アルプス登攀記』

小生は
夏目なにがしとして暮らしたい希望を持っております。
わたしは博士の学位を頂きたくないのであります。 
夏目漱石『漱石書簡集』

誰でも死ぬ。例外はない。
死ぬのは後から来る人の為に場所を空けておくことだ。 
モーム『人間の絆』

立ててある本のあひだから匂い菫の押し花が出てきた 
中勘助『銀の匙』

太陽が海へ沈む、
談志によると、沈むときはジュッと音がする 
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』

デカルトは
「この世で最も公平に分配されているものは良識である」
といった。 
遠山啓『数学入門』

これが芸術という、得体の知れない
精神の展開のための基礎理論だろうか。 
司馬遼太郎『微稿のなかの宇宙』

結局、トットちゃんを
受け容れた学校もあったのである。
黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』

……ほか