文字と組織の世界史 新しい「比較文明史」のスケッチ

日本人の手による独創的な文明史の誕生!
価格
2,200円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 中国・インドが近未来の2大経済大国となりつつある今、世界は「西欧の世紀」から再び「アジアの世紀」を迎えるのか?この事態を読み解くための、新しい「文明史観」がここに登場!
諸文明を「文字世界」として可視化し、歴史上の巨大帝国を「支配組織」の比較優位で捉え直す、トインビー、マクニールを越える「比較文明史」の試み。
ISBN:
978-4-634-15058-4
著者: 鈴木董 
刊行:
2018年8月
仕様: A5  ・  392+口絵4ページ
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目次:
はじめに ―新しい「比較文明史」のスケッチ
第1章 「文明」と「文化」、そして「文字」とは
第2章 文明としての「文字」と「組織」の出現
第3章 四大文明の形成① メソポタミアとエジプト
第4章 四大文明の形成② ヒンドゥー世界の拡大、唐朝「支配組織」の比較優位
第5章 「西欧・東欧の源流」としてのギリシア・ローマ世界
第6章 イスラムの出現と「アラブの大征服」
第7章 イスラム世界の「支配組織」と異文化共存システム
第8章 現代に続く「五大文字世界」の定着から「モンゴルの大征服」の衝撃へ
第9章 アジアの圧倒的比較優位の時代
第10章 「大航海」時代と西欧による異文化世界への進出
第11章 「西欧キリスト教世界」内の文化変動
第12章 西欧世界の「文明」的比較優位の進展
第13章 「王権神授説」から「国民主権」へ 市民革命と立憲主義
第14章 西欧世界はいかにして圧倒的比較優位を確立したか
第15章 諸「文字世界」は「西洋の衝撃」にどう対応したか
第16章 二つの革命と大戦 帝国主義時代と共産主義体制の登場
第17章 「普遍的」イデオロギーから「特殊的」ナショナリズムへ 「東西冷戦」体制とその終焉
第18章 「ネイション・ステイト」と「ナショナリズム」を克服する試み
第19章 よみがえる「巨龍」中国と「巨象」インド、そして日本
第20章 「多文化共存」の新たなモデルを求めて