フランス革命史の現在

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解説: 200余年さまざまに論じられてきたフランス革命。世論・暴力・宗教・教育から明治維新との比較にいたるまで、フランスでも注目される日本の革命史研究の先端を示す。
ISBN:
978-4-634-67228-4
著者: 山﨑耕一  松浦義弘 
刊行:
2013年10月
仕様: 四六判  ・  288ページ
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目次:
序章 フランス革命史研究の現状
 はじめに
 1 ブルジョア革命論の時代
 2 政治文化史の時代
 3 フランス革命史研究の現在

第一章 世論が導くフランス革命
 はじめに
 1 フランス革命期の出版メディア
 2 ヴェルサイユ事件と出版メディア空間
 3 シャン=ド=マルス事件と出版メディア空間
 おわりに

第二章 パリの民衆運動と暴力
 はじめに
 1 パリの暴動
 2 地方の暴動
 3 民衆の暴力 民衆は残酷だったのか
 おわりに

第三章 共和国フランスは神を求める
 はじめに
 1 苦境に陥る総裁政府、そして国家宗教
 2 神を動員する革命家たち
 おわりに

第四章 礼拝を護るのは誰か
 はじめに
 1 礼拝の自由の模索と反教権主義
 2 反教権主義の抑制と宗教的自由の確立
 3 宗教的自由の制度的保障 公認宗教体制
 4 フランス近代社会における宗教的自由 おわりにかえて

第五章 理想の公教育への挑戦
 はじめに
 1 ブキエ法成立にいたるまでの議論と法の特徴
 2 ブキエ法の施行 学校教育について
 3 広義の公教育
 おわりに

第六章 明治期日本におけるフランス革命観
 はじめに
 1 明治最初期におけるフランス革命論
 2 帝国憲法下のフランス革命観
 おわりに

第七章 日本史からみたフランス革命
 はじめに
 1 期間と経過
 2 庶民と暴力
 3 ナショナリズム
 4 知的側面
 おわりに

終章 フランス革命史研究の未来
 はじめに
 1 「情報」の問題
 2 宗教と暴力
 3 グローバリゼーションの問題

年表
参考文献