忘れられたマイノリティ 迫害と共生のヨーロッパ史

価格
2,750円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: ユダヤ人、ムスリム、キリスト教世界のなかの異端など、宗教的マイノリティの視点から、キリスト教ヨーロッパ社会の深層をさぐるとともに、世界各地へ広がった宗教的マイノリティへの迫害の歴史にも目をむけた書。  
ISBN:
978-4-634-64082-5
著者: 踊共二  関哲行 
刊行:
2016年5月
仕様: 四六判  ・  256ページ
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目次:
  はじめに
  序章 ヨーロッパはキリスト教世界か

第Ⅰ部 ヨーロッパの宗教
  第1章 聖地巡礼
  第2章 生活者の信仰――動物・大地・人間
  第3章 宗教界の激震

第Ⅱ部 忘れられた宗教的マイノリティ
  第4章 改宗と再改宗の果てに――近世スペインのユダヤ人とコンベルソ
  第5章 旅人たちの宗教――峠道の社会史
  第6章 知られざる兄弟団――中近世スペインにおける宗教的マイノリティの相互扶助
  第7章 近世ドイツ農村のユダヤ人――被差別民か隣人か
  第8章 ムスリムに生まれて――地中海からサハラ以南に拡散するモリスコ
  第9章 ヨーロッパからアメリカへ――アーミッシュの知られざる旅路

  終章 非ヨーロッパ世界への接続

  結びにかえて 
「はじめに」より:
歴史は勝者が書き、書かれなかった事実は忘却の淵に沈められる。
敗者や弱者、各種のマイノリティは、そうして忘れられた人々である。その世界を再現して可視化する作業は、伝統的な歴史学の前提を疑い、欠けているものを補うという明確な意図をもつ。本書は忘れられたマイノリティ、言い換えれば見えない人々の生活と内面を追う歴史研究をライフワークとしてきた、二人の歴史家が綴る知られざるヨーロッパ史である。(「はじめに」より)