030.藤原定家 芸術家の誕生

価格
本体800円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 古典への情熱を持ち続け、和歌を詠むことに心を砕き、和歌の黄金時代を築いた定家。日記『明月記』と、定家に大きな影響を与えた後鳥羽上皇との関係を通じて、その一生を探る。
ISBN:
978-4-634-54830-5
シリーズ: 日本史リブレット人 30
著者: 五味文彦 
刊行:
2014年2月
仕様: A5変型判  ・  104ページ
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目次:
歌人の日記から

1.初学の時期 - 歌人・定家の出発 -
  紅旗・征戎,吾が事に非ず/和歌の本格的勉強/
  西行と『千載和歌集』/定家の歌の判

2.新時代の幕開け
  朝廷と幕府/相次ぐ死の影/『六百番歌合』と九条家/時代の急展開

3.上皇と定家の交流
  正治百首歌/道の面目/近臣への道/和歌の試験/芸術家とパトロン

4.撰集に向けて
  撰集への出発点/三度目の百首歌/和歌所の設置

5.上皇と定家の熊野参詣
  熊野御幸への同行/王子に奉納する歌/熊野の神への祈り

6.勅撰和歌集への道
  撰集の開始/水無瀬釣殿での試み/憂いと歎きと疲労と

7.撰集と停滞と
  通親の死と定家の昇進/俊成の九十の賀/撰集の進捗と父の死

8.『新古今和歌集』の成立
  撰集の最終段階/竟宴への不参加/仮名序の成立

9.『新古今和歌集』から『百人一首』まで
  幕府への影響/定家のその後/二つの百人和歌

芸術家とは 
メッセージ・あとがき:
「歌聖」と後世の人びとに仰がれた藤原定家。『百人一首』のカルタで,今も人びとに広く愛されている『百人一首』の和歌を選んだ歌人。その成長と発展の実像を,日々の喜怒哀楽を記した日記『明月記』や,パトロンとなった後鳥羽上皇との関わりのなかからえぐりだす。これはまさに日本で初の芸術家の誕生といえよう,と考えるのだが,一体,芸術家とは何なの,という疑問にもお答えしよう。