《日本史リブレット》044.描かれた近世都市

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 洛中洛外図の成立に始まる都市図屏風の中で,初期洋風画として捉えられてきたため論じられてこなかった世界図・都市図屏風を,作成の過程・歴史,日欧交流という視点から考察し,都市図屏風研究の中に位置づける。
ISBN:
978-4-634-54440-6
シリーズ: 日本史リブレット 44
著者: 杉森哲也 
刊行:
2003年11月
仕様: A5変型判
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目次:
都市図屏風としての世界図・都市図屏風
1.世界図・都市図屏風の出現
  南蛮美術コレクター・池長孟/『四都図・世界図屏風』/
  『萬国絵図屏風』/『十二都市図・世界地図屏風』
2.世界図・都市図屏風の成立過程
  世界図・都市図屏風研究の進展/「1607年版ブラウ図」の構成/
  「1609年版カエリウス図」の存在/『萬国絵図屏風』の臨本/
  都市図の系譜
3.『安土図屏風』
  都市図屏風の成立/安土の城と城下町を描いた屏風絵/
  ルイス=フロイス『日本史』/『御湯殿上日記』/
  「日本でもっとも優れた職人」
4.天正遣欧使節とローマ教皇
  ヨーロッパへの旅/ローマ教皇グレゴリウス十三世との謁見/
  地図のギャラリー
5.ヨーロッパから日本へ
  イタリア・パドヴァでの受領品/天正遣欧使節の将来品/
  セミナリオでの絵画教育
都市図屏風における日欧交流の意義 
メッセージ・あとがき:
17世紀の日本で,ヨーロッパ諸都市を描く屏風絵が制作されていたことをご存知でしょうか。
また,16世紀末のヴァチカン宮殿で,織田信長の城下町である安土を描いた屏風絵い飾られていたことをご存知でしょうか。
都市を描く屏風絵である都市図屏風は,戦国期に京都を描く『洛中洛外図屏風』として現われ,「都市の時代」といわれる近世の幕開けとともに大きく花開きます。
本書では,この都市図屏風の歴史を,日本とヨーロッパとの交流という視点から新たに描き出すことを試みます。