《日本史リブレット》036.江戸幕府と朝廷

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 姿のみえにくいといわれる江戸時代の天皇や朝廷の位置づけ,役割・特徴などを,幕府の政策を中心に描くとともに,なぜ王政復古という形で明治維新に至ったかを明かす。
ISBN:
978-4-634-54360-7
シリーズ: 日本史リブレット 36
著者: 高埜利彦 
刊行:
2001年5月
仕様: A5変型判  ・  108ページ
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目次:
姿の見えない天皇
1.幕府による封じ込め
  朝廷の存在意義/禁中並公家諸法度/紫衣事件/後水尾天皇譲位
2.朝廷の統制機構
  統制機構/武家伝奏/議奏/所司代と禁裏付
3.朝廷を構成する人びと
  天皇/上皇・女院/公家/公家の生活/地下官人
4.朝幕協調の時代
  幕府政策の転換/朝廷儀式の再興/新井白石と朝廷/
  吉宗政権と桜町天皇
5.朝幕関係の破綻
  朝廷秩序の弛緩/宝暦事件/二つの秘喪/尊号一件
6.朝廷権威の浮上
  光格天皇の意志/社会の動き/幕末の逆転  
メッセージ・あとがき:
江戸時代の天皇は,他の時代と比べて姿が見えないといわれます。
姿の見えにくかった天皇や朝廷の存在は,どのようなものであったのでしょうか。
江戸時代における天皇や朝廷の位置づけ,役割・特徴などを,幕府の政策を中心にすえて具体的に描くとともに,それほど無力であった天皇・朝廷が,なぜ幕末に浮上して,王政復古という形で明治維新が行われるに至ったのか,その理由を明らかにします。