《歴史のフロンティア》ソクラテスの隣人たち アテナイにおける市民と非市民

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解説: ペロポネソス戦争から内戦へ。苦難の時代のアテナイに生きた四人の男たち。ソクラテスをはじめとする彼らの人間像をとおして,古代ギリシア社会を描く。
ISBN:
978-4-634-48130-5
シリーズ: 歴史のフロンティア
著者: 桜井万里子 
刊行:
1997年4月
仕様: 四六判  ・  280ページ
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目次:
第一章 アテナイの住人たち
 1.内戦のアテナイ
 2.メトイコイとは
 3.アテナイへの移住者
 4.市民団とメトイコイ
第二章 ふたりの情報提供者
 1.アゴラトスの場合
 2.アンドキデスの場合
 3.情報提供者の位相
第三章 アゴラトスの背信と誠実
 1.「三〇人僭主」政権の成立
 2.反寡頭派戦争
 3.窮地のアゴラトス
第四章 リュシアスとソクラテス
 1.「三〇人僭主」とリュシアス
 2.望ましいメトイコイ像
 3.ソクラテスの裁判
 4.アテナイ市民ソクラテス
あとがき

付録
 索引/参考文献/引用文献一覧/図版出典一覧/地図/年表  
メッセージ・あとがき:
パルテノン神殿を建立し,ソフォクレスやアリストファネスらによる悲劇,喜劇の名作を次々に生み出したアテナイは,前404年にペロポネソス戦争に敗れたうえに,内戦までひきおこし,苦難の時代を迎えます。そのようなアテナイに生きた、上層市民や最底辺で悪戦苦闘した男など4人をとりあげて論じました。ソクラテス以外の3人はあまり馴染みではないかもしれませんが,それぞれに個性豊かなひとりひとりとお付き合いください。遠いギリシアが身近な世界になるのではないでしょうか。