《YAMAKAWA SELECTION》バルカン史 下

価格
1,760円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 第一次世界大戦時には、「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれ、独立運動や宗教対立に加えて、多数の国々の思惑が入り乱れて一触即発の舞台となったバルカン。同地ではなぜ現代まで深刻な紛争が頻発してきたのか? その歴史的背景を古代から現代まで通観する。
1998年に刊行された『新版世界各国史18 バルカン史』をもとに、現代までの動向を踏まえて加筆修正を加え、より手軽に参照できるハンディ版としてリニューアル。現代の問題を理解するためにも、今、改めて知っておきたい地域の歴史である。下巻はオスマン支配時代のあとから現代までを掲載。
ISBN:
978-4-634-42403-6
シリーズ: YAMAKAWA SELECTION(山川セレクション)
著者: 佐原徹哉  柴宜弘  金原保夫  木村真  六鹿茂夫  山崎信一  中島崇文 
刊行:
2024年4月
仕様: B6変(120×182㎜)  ・  予320ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
第五章 ナショナリズムの展開と第一次世界大戦
❶ハプスブルク帝国下の諸地域
❷世紀転換期のバルカン諸国の政治
❸バルカン戦争への道
❹第一次世界大戦

第六章 両大戦間期の政治危機
❶戦間期バルカンの諸問題
❷議会制の試行錯誤
❸国王独裁に向かうバルカン

第七章 第二次世界大戦とバルカン
❶ヴェルサイユ体制の崩壊とバルカン諸国の混迷
❷独ソ対立のはざまで
❸連合国戦時外交と社会主義政権樹立への序曲

第八章 多様な社会主義の試み
❶人民民主主義体制
❷東欧のスターリン化とユーゴ型社会主義
❸非スターリン化と社会主義への多様な道
❹一九七〇年代のバルカン
❺社会主義体制の崩壊

第九章 一九九〇年代のバルカン:対立と相互協力の模索
❶ユーゴスラヴィア内戦
❷新たな民族対立の表面化
❸相互協力の模索

第十章 現代のバルカン
❶西バルカン
❷ルーマニアとモルドヴァ
❸ブルガリア