《新版世界各国史》14.スイス・ベネルクス史

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3,850円 (税込)
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解説: 連邦制と中立主義を柱に独自の道を進むスイス。17世紀には世界の覇権を握ったオランダ,二つの言語圏の調和をはかりながらリベラルな市民社会を築いたベルギー,独立を守った小国ルクセンブルク各国の歴史をたどる。(スイス・オランダ・ベルギー・ルクセンブルク)
ISBN:
978-4-634-41440-2
シリーズ: 新版 世界各国史 14
著者: 森田安一  斎藤絅子  佐藤弘幸  河原温  津田由美子 
刊行:
1998年4月
仕様: 四六判  ・  544ページ
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目次:
Ⅰ スイス
序章 多様性の国スイス
第一章 古代から中世へ
  1 ケルトとローマ
  2 ゲルマン民族の国家
  3 諸侯権力の角逐と都市建設
第二章 盟約者団の形成と発展
  1 峠と「帝国自由」
  2 盟約者団の成立
  3 スイスの膨張時代
第三章 宗教改革と中立の発端
  1 宗教改革
  2 傭兵制と中立
  3 アンシャン・レジーム下のスイス
第四章 連邦国家への道
  1 スイス革命
  2 新生時代と分離同盟戦争
  3 連邦国家の成立
第五章 現代社会への歩み
  1 連邦国家の確立
  2 戦間期の政治
  3 現代のスイス


Ⅱ ベネルクス
序章 歴史としてのベネルクス
第一部 ベネルクスの古代・中世
第一章 古代から中世へ
  1 ローマの征服とフランク王国
  2 封建制の成立と領邦の形成
  3 中世都市の成立と発展
第二章 低地地方の政治的統一
  1 ブルゴーニュ家の支配
  2 中世後期低地地方の経済と文化

第二部 オランダ
第一章 オランダ共和国の成立とその黄金時代
  1 八十年戦争
  2 英・仏の挑戦を受けるオランダ
  3 十七世紀黄金時代の国家・経済・文化
第二章 オランダの海外進出と共和国の凋落
  1 アジアへの進出
  2 アメリカ・アフリカへの進出
  3 十八世紀のオランダの凋落
第三章 近代国家への歩み
  1 オランダ王国の成立
  2 多極共存型の社会をめざして
  3 二十世紀のオランダ  
第三部 ベルギー・ルクセンブルグ
第一章 スペイン=ハプスブルグ家の支配
  1 スペイン王の支配と決定的分離の時代
  2 災厄の世紀
  3 近世低地地方南部の経済と文化
第二章 オーストリア=ハプスブルグ家の支配と独立への道
  1 啓蒙主義的改革
  2 ブラーバント革命とフランスへの併合
  3 ウィーン体制とオランダへの併合
  4 ベルギー独立革命
第三章 ベルギー王国とルクセンブルク大公国の成立
  1 リベラルな市民国家ベルギーの形成
  2 ベルギーの経済発展と植民地問題
  3 十九世紀後半の労働・社会運動と言語問題
  4 ルクセンブルクの成立
  5 近代ベルギーの文化的ルネサンス
第四章 二十世紀のベルギー・ルクセンブルク
  1 第一次世界大戦とその影響
  2 大恐慌から第二次世界大戦へ
  3 戦後の復興と国王問題
  4 宗教問題から経済問題へ
  5 単一国家から連邦制へ

付録
索引/年表/参考文献/系図/写真引用一覧