《日本の伝統文化》1.伝統文化

価格
4,400円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 浮世絵・歌舞伎・相撲・茶や花・武道などに代表する日本文化の、生成・継承・変容の過程を追いながら、伝統文化とは何か考えるシリーズ。
全6巻の第1巻『伝統文化』は、シリーズの総論。日本文化の基層となる古代の宗教や和歌の世界にはじまり、宮廷文化・武家社会において家や型が形成された中世、それらが大成する近世までを描き、そこに通底する「ものの考え方」を探る。
ISBN:
978-4-634-21301-2
シリーズ: 日本の伝統文化 1
著者: 五味文彦 
刊行:
2019年8月
仕様: 四六  ・  496+口絵8ページ
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目次:
第一章 伝統文化の基層
1 『古事記』『日本書紀』の神話世界
2 文明化に向けて
3 文明国家への道のり

第二章 律令国家と伝統文化
1 律令国家の国制と文化
2 天平文化
3 列島の文化配置

第三章 宮廷文化の達成 嵯峨朝から醍醐朝
1 宮廷の形成と唐風文化
2 宮廷文化の確立

第四章 宮廷文化の光と影 醍醐朝から一条朝
1 開かれる列島の文化
2 古典文化の達成

第五章 民衆文化の胎動 三条朝から院政期
1 都と雛の文化
2 浄土信仰の美術
3 院政の文化

第六章 家の文化の展開 白河院政から後鳥羽院政
1 家の文化
2 武者の世の文化
3 武家政権と文化
4 内乱をへて広がる文化

第七章 京・鎌倉の文化 公武文化の競合
1 身体の文化
2 公武政治の再編と新仏教流布
3 列島の職能文化
4 職能の地域的広がり

第八章 南北朝動乱と文化統合 後醍醐朝から足利義満政権
1 後醍醐天皇による諸勢力の統合
2 南北朝の内乱
3 バサラの文化
4 北山文化の文化統合

第九章 拡散する室町文化 足利義持政権から東山文化
1 室町文化の枠組み
2 列島に広がる文化
3 都と鄙の東山文化
4 東山文化の拡散と深化

終章 戦国期の文化 伝統文化の裾野
1 戦国大名と地方の文化
2 天下人の文化と民衆文化
3 民衆文化の広がり
4 江戸の町人文化

むすびにかえて
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