《山川MOOK》2.『坂の上の雲』と日露戦争 子規と秋山兄弟の生きた時代

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1,760円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 愛媛・松山の下級武士の家に生まれた3人の若者たちは,明治維新の世を,立身出世を唯一の目標に上京した。その若者たちを待ち受けていたのは,新興国・日本の世界への挑戦だった……。
子規と秋山兄弟が生きた明治を知る。
ISBN:
978-4-634-17002-5
シリーズ: 山川MOOK 2
著者: 佐木隆三  前坂俊之  田中正巳  水島吉隆  平塚柾緒  森山康平  檜山良昭 
刊行:
2009年11月
仕様: B5判  ・  192ページ
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目次:
第1章 『坂の上の雲』を歩く ―青雲―
 秋山兄弟と子規を育んだ松山
 青春の旅立ち 上京した伊予の若者たち
第2章 新興・日本の挑戦 日清戦争
 なぜ日清戦争は起きたのか
 念願かなった従軍記者・正岡子規
 「弱小ニッポン」を思い知らされた三国干渉
 義和団事件と秋山好古大佐
第3章 国運を賭けた日露戦争
 制海権を確保せよ!
 連合艦隊の旅順口攻撃
 失敗した旅順口閉塞作戦
 黒木第一軍と鴨緑江渡河作戦
 金州・南山の激闘
第4章 旅順要塞総攻撃
 乃木第三軍の編制と旅順攻囲戦開始
 旅順要塞総攻撃開始される
 旅順総攻撃を『坂の上の雲』はいかに描いているか
 巨砲・二十八センチ榴弾砲の前線到着
 旅順艦隊撃滅を逃した黄海海戦
 恨みのウラジオ艦隊を撃破した第二艦隊の蔚山沖海戦
 白襷隊の攻撃失敗と二〇三高地の死闘
 ロシア軍降伏!開城された旅順要塞
第5章 史上最大の会戦 遼陽・奉天の戦い
 日露の主力が初対決した遼陽会戦
 奉天会戦の前哨戦 沙河と黒溝台の戦い
 日露両軍の総力戦 奉天の戦い
第6章 日本海海戦
 バルチック艦隊の大東航
 [特別企画]バルチック艦隊幕僚の手記 わが艦隊、かく敗れたり
第7章 樺太占領とポーツマス講和会議
 樺太攻略作戦
 決裂寸前だったポーツマス講和会議
第8章 『坂の上の雲』を歩く ―旅の終わり―
 ロシア軍捕虜で賑わった「マツヤマ」
 海を見つめる秋山兄弟の最期
 子規が俳句革新に賭けた住まい「子規庵」

論証
 富国強兵  日本の「臥薪嘗胆」と富国強兵の時代…檜山良昭
 技術革新  IT技術革新で勝った日本海海戦…前坂俊之
 戦費調達  日本政府は日露戦争の戦費をいかに調達したか
         …平塚柾緒
 日本海海戦 「丁字戦法」はなぜ日本海海戦の「主役」になったのか
         …田中宏巳  
エッセー
 韓国併合と伊藤博文  佐々木隆三