戦国佐竹氏研究の最前線

価格
1,980円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 相模北条氏・越後上杉氏・陸奥伊達氏と周囲を強大な勢力に囲まれながら、戦国を生き抜いた、常陸の戦国大名・佐竹氏。成立から戦国大名となるまでの軌跡を、重要な合戦や一族・家臣団構成などから解き明かす。近年注目が集まる関東の戦国時代を解き明かす最後のピースが埋まる!
ISBN:
978-4-634-15181-9
著者: 佐々木倫朗  千葉篤志  日本史史料研究会監修  高橋修  関周一  今泉徹  泉田邦彦  中根正人  柴裕之  森木悠介  坂本正仁 
刊行:
2021年3月
仕様: B6変(120×182㎜)  ・  336ページ
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目次:
はじめに――北条・上杉・武田・伊達氏に比肩する戦国大名佐竹氏――佐々木倫朗

序章 関東戦国史の動向を左右した義重・義宣父子  佐々木倫朗

第一部 河内源氏・佐竹氏が戦国大名になるまで  

第1章
【平安末から鎌倉期の佐竹氏】
常陸国に留住・土着し、鎌倉幕府の御家人となる  高橋 修 

第2章
【南北朝期から室町期の佐竹氏】
北朝方の足利尊氏に呼応し、常陸国守護となる  関 周一

第3章
【戦国大名化への道程】
百年にわたる本家争いを制し、一族の統一に成功する  今泉 徹


第二部 戦国大名佐竹氏の合戦史

第4章
【手這坂の戦い 一五六九年】
〝東関東の盟主〟誕生のきっかけとなった戦い 佐々木倫朗

第5章
【沼尻合戦 一五八四年】
反北条勢力が結集した関東の〝天下分け目〟の戦い  千葉篤志

第6章
【郡山合戦 一五八八年】
南奥の覇権をめぐり、伊達政宗軍と激突する  佐々木倫朗

第三部 戦国大名佐竹氏の領国支配と国衆たち

第7章
【佐竹氏家臣団の構成と編成】
戦国期佐竹氏の権力構造の特徴とは何か?  千葉篤志

第8章
【領国内の支配関係①】
常陸統一と有力国衆の江戸氏・小野崎氏  泉田邦彦

第9章
【領国内の支配関係②】
大掾氏との関係は、同盟か従属か?  中根正人

第四部 信長・秀吉・家康 統一政権下の佐竹氏

第10章
【信長と佐竹氏・「東方之衆」】
信長と佐竹氏は、いかなる関係を築いたのか  柴 裕之

第11章
【「朝鮮出兵」と中近世移行期の佐竹氏】
豊臣政権から迫られた〝新たな時代〟への対応  佐々木綸朗

第12章
【運命の「関ヶ原合戦」】
激動の時代を乗り越え、秋田二十万石の大名として存続  森木悠介

特別収録
【戦国大名と仏教】
波瀾の人生を生きた佐竹氏一族の高僧・宥義  坂本正仁

常総佐竹氏関連略年表
執筆者・編者紹介